「Oracle Exadata Database Machine」は、いままで大規模なハードウェアを必要としたワークロードを、小規模なExadataシステムで実行できるという。
「Oracle Exadata」のアーキテクチャには、スケールアウト・データベース・サーバー、スケールアウト・インテリジェント・ストレージ・サーバー、高速InfiniBandネットワークが備わっている。
「Oracle Exadata X5」の特徴は次の通り。
・より高速な基本性能:50%高速なプロセッサ、最大メモリ容量の50%の増量、より高速で大型のフラッシュにより、全体のパフォーマンスを向上。
・超高速フラッシュ・ストレージ・サーバー:新たに発表されたオールフラッシュ・ストレージ・サーバーでは、超高速PCIeフラッシュ・ドライブ、最新のNVMeプロトコル、InfiniBandによる拡張性を利用することで、革新的なI/O性能と価格を実現。「Oracle Exadata DatabaseX5-2」1台で1秒あたり最大263GBのデータ・スキャン帯域幅と、1秒あたり最大4,144,000回のランダム8K IOPSをデータベース処理として提供。
・弾力性のあるエラスティック構成:ストレージとコンピューティングの構成と拡張をサーバー単位で行え、オンデマンドの細かい拡張を低コストで実施。エラスティック構成により、「Oracle Database In-Memory」に最適化したシステムやオールフラッシュOLTPシステムなど、要望に応じた構成が可能。
・「Oracle VM」のサポート:統合環境で、超高速InfiniBandネットワークを活用しつつ、「Oracle VM」を利用することで、高いレベルでワークロードの分離が実現。仮想マシンベースのライセンシングにより、ソフトウェアのコストを削減。
・新しいソフトウェア機能:Oracle Linux 6をサポートしているほか、高速なカラム型のフラッシュ・キャッシング、データベース・スナップショット、フラッシュ・キャッシュ・リソース管理、ほぼ即時のサーバー停止検知、I/O遅延キャッピング、JSONおよびXML分析のストレージへのオフロードといった新しいソフトウェア機能を多数装備。
・投資保護:既存の「Oracle Exadata」システムを拡張でき、前の世代の「Oracle Exadata」ハードウェアで新しいソフトウェア機能に対応することが可能。