SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

IPA、「情報セキュリティの脅威に対する意識調査」「情報セキュリティの倫理に対する意識調査」を公開


 この調査は2005年から毎年、パソコンおよびスマートデバイス利用者を対象に、情報セキュリティ対策の実施状況、情報発信に際しての意識、法令遵守に関する意識についてアンケートを実施し集計しているもので、今回で14回目となる。今回の調査結果の主なポイントは次のとおり。

 (1) 悪意の投稿経験があるパソコン利用者が約3%増加し、全体の約4分の1にその理由は「いらいらしたから」「相手に仕返しするため」で約5%増加、投稿に負い目を感じない割合も約3%増加

 インターネットにパソコンで投稿経験がある人のうち、悪意の投稿経験があるのは24.7%だった。その理由と前年比割合は、「いらいらしたから」が5.3%増、「相手に仕返しするため」は5.4%増だった。投稿後の心理では「気が済んだ、すっとした」が2.9%増などと省みない傾向が増加した。その一方で、「やらなければよかったと後悔した」も2.9%増加したが、全体ではその割合は12.1%に過ぎなかった。

 (2) SNSアカウントのリセット・削除経験者のうち、ストーキング被害経験は8.0%、ハッキング被害は5.7%

 スマートデバイス利用者の「SNSのID(アカウント)をリセット・削除した経験」の有無は、Facebook(19.3%)、mixi(22.7%)、LINE(19.1%)、Twitter(24.7%)とさまざまなサービスで約2割が経験ありとの回答だった。その理由には「悪質なユーザに粘着(ネットストーキング)されたため」(8.0%)、「ID(アカウント)をハッキングされてサービスを利用できなくなったため」(5.7%)と、少数ながら悪意ある行為の被害に遭っていることが分かった。

 (3) 「不特定多数とアクセス環境を共有する」フリーWi-Fiを使い、ネットで買い物する割合は32.4%、11.3%はネットバンキングの利用も

  フリーWi-Fiを、金銭のやり取り等が生じる「ネットショッピングやネットオークションでの買い物」に利用する割合が32.4%、「インターネットバンキングやオンライントレード等の金融関連サービス」に利用する割合が11.3%だった。この要因の1つにはフリーWi-Fiの利用割合が昨年の8.8%から28.7%に急増したことが考えられる。

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、外国人観光客向けのフリーWi-Fiの増加が見込まれる中、「不特定多数とアクセス環境を共有する」フリーWi-Fiはその利用者を狙った盗聴による情報窃取などの被害が懸念される。

 利用者は、フリーWi-FiでIDやパスワード等の機微な情報の入力が必要なサービスを利用しない等、使途に留意する必要がある。

 (4) 最も脆弱性を悪用される可能性の高い「Adobe Flash Player」を更新していない割合は利用者のうち約2割(18.2%)

 「Adobe Flash Player」を「インストールしている」と回答した割合は68.6%で、その利用者に「ソフトウェアの更新状況」を質問したところ、更新していると回答したのは81.8%でした。その他同様に利用者に更新の有無を質問したところ、「Adobe Reader」(74.1%)、「JAVA」(70.9%)で更新率は7割を超えた。しかし、裏を返せば脆弱性を悪用されやすい製品でも依然2~3割の利用者が更新をせず、脆弱性が放置されているといえる。

 利用者は、自身のパソコンにインストールされているソフトウェアを定期的に確認・更新し、使用しているソフトウェアへの脆弱性対策を漏れなく実施することが望まれる。

 ■調査概要

  1. 調査方法:Webアンケート
  2. 調査対象:13歳以上のパソコンおよびスマートデバイスのインターネット利用者
  3. 調査期間:(1) 情報セキュリティの倫理に対する意識調査:2015年9月16日~9月25日、(2) 情報セキュリティの脅威に対する意識調査:2015年10月7日~10月18日
  4. 有効回答数:パソコン:5,000人、スマートデバイス:5,000人
  5. 報告書の詳細: Webサイト

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/7575 2015/12/25 14:12

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング