企業基幹システムのクラウド移行で課題の1つとなってきたのは、オンプレミス環境と同等以上の可用性の確保だった。多くのクラウドサービスは、システム障害やOSの異常終了時に自動的にリカバリーを行う機能を有しているが、基幹系システムをはじめとするクラウド上のアプリケーションソフトウェアに必要なレベルの可用性としては十分ではなかった。
「SPS-EE」は、アプリケーションやミドルウエアを含めたトータルなシステムに対する監視と、障害時の素早い自動復旧をオンプレミス環境と同等レベルで可能としてクラウド上の課題を解決する製品だという。
「SPS-EE」は、Linux OS上でSAP社のERPを構成する「NetWeaver」や、インメモリーデータベース「HANA」をHAクラスター化するための各種コンポーネントを備えたパッケージ製品。クラウド上でSAP製品を使用する際にSPS-EEを利用することにより、システム管理者は直感的で分かり易いGUI上での操作を通して、短期間にビジネスプラットフォームに要求される高い可用性を確保することができるようになるとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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