クラウド型ワークフロー「Questetra BPM Suite」は、ペーパレス環境やリモートワーク環境を実現するための業務プラットフォーム。案件が「人間工程」に到達すればユーザ(社員)に処理結果の入力を求め、また「自動工程」に到達すればサーバサイド処理を行う。
「見積書発行プロセス」や「請求書発行プロセス」といった日常業務をワークフローシステム化する際には、プロセスオーナー(ワークフロー設計者)はいくつかの「人間工程」と「自動工程」を配置して業務プロセスを定義(モデリング)する。
その際、標準のモデリング要素として組み込まれていない自動工程を配置したい場合には、必要な定義ファイル(アドオンXML)をダウンロードもしくは自作し、それぞれのモデリングの際に予め個別インポートする必要があったが、新バージョン11.3からは定義ファイルの共有化が可能となる。
たとえば、官公庁書類を作成するデスクワークが多い会社であれば、「日付データを和暦に変換する」という自動工程の定義ファイルを共有化しておくことで、どの部署の業務プロセスでも同じロジックの「和暦変換処理」が呼び出せるようになる。
あるいは、業務進捗のSlack投稿を推進している会社であれば、「文字列データをSlackに自動投稿する」という自動工程の定義ファイルを共有化しておくことで、どの部署でも「Slack自動投稿工程」が含まれるワークフローを簡単にデザインできるようになる。