新製品では、IDとアクセス制御の集中管理により、内部統制の強化とコスト削減が可能となっている。また、内部統制における監査対応を前提に、証跡管理機能を強化している。
主な強化内容としては、下記の2つ。
1.監査対応時のシステム管理者の負荷を軽減
人事データと業務システムのアカウントを照合しID管理が適切に行われているかを確認するとともに、その記録をID管理の適正性の証拠として利用可能とする監査対応支援機能(ID棚卸し)。
2.Active Directoryとの連携アカウント管理を強化
マイクロソフト社のActive Directoryと連携し、アカウント管理・証跡管理を容易にするADアカウント管理機能の2つの機能を搭載。
これにより、IT全般統制の重要項目のひとつである「システムの安全性確保」を実現し、監査に関するシステム管理者の負荷を軽減するという。
IT管理やアクセス管理の製品は、海外ベンダ製品が多い。この中で、WebSAM SECUREMASTERは、国産ベンダの自社開発製品として提供し、日本組織特有の要件(深い組織階層、一斉の人事異動、兼務など)に合った運用管理を可能としているのが特長といえる。
新製品の提供価格は最小構成で278万円(税別)から。
NECでは、このたびの強化により、SECUREMASTERのID管理システムに関し今後3年間で30億円の販売を見込んでおり、また、これに併せて、統合ID管理システムの環境構築を支援する専任のSI構築支援体制を、現在の50名から順次拡大していくという。
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