両社はプライベートクラウドにおけるOpenStackのマネージドサービスの戦略パートナーとして、ミランティスのOpenStackとコンテナ管理技術のKubernetesを統合したクラウド基盤ソフトウェア「Mirantis Cloud Platform」およびその独自の基盤提供モデル(build-operate-transfer)を、富士通のハードウェア、ソフトウェア、サポートと組み合わせて提供する。
ミランティスは、ライセンスおよびサポートのサブスクリプションをベースとする従来のソフトウェア中心のモデルから一歩進めた、運用中心のクラウド基盤提供モデルに関するパイオニアだという。このモデルでは、マネージドサービス、あるいは企業自身の運用により基盤が継続的に提供・更新される。これにより、ソフトウェアの更新は、これまでの半年から1年のサイクルではなく、小規模な更新が週単位で運用に影響なく行われるようになるという。
富士通は、これまでも広範囲に渡り提供してきたプライベートクラウドのソリューションに加えて、「Mirantis Cloud Platform」をベースにした新しいプライベートマネージドOpenStackを6月末から順次、日本市場をはじめとしてグローバルに提供していくという。これにより、オープンな技術を活用したクラウドプラットフォームを必要とされているニーズにグローバルに対応していくとしている。