5月30日に「改正個人情報保護法」が施行されるのに伴い、ネスコとアララは今回の連携で、企業・組織が保持する個人情報の「検出・管理」と漏洩した際に「データの悪用を防ぐ」という両面での対策を可能にする連携ソリューションを提供する。
アララが独自に開発した個人情報検出・管理ソリューション「P-Pointer File Security」が、 パソコンやファイルサーバ上の共有フォルダに存在するパスワードがかかっていない個人情報ファイルを検出し、ネスコのファイル暗号化システム「DataClasys」が暗号化する。
暗号化の方法は次の2種類をサポートする。
- 検出された個人情報ファイルを暗号化フォルダに移動して暗号化する。
- 検出された個人情報ファイルのパスとファイル名を取得し移動せず暗号化する(サーバ上の共有フォルダ内のファイルが対象)。
機密情報を暗号化し権限管理することができるので、例え第三者にファイルが流出しても、管理者が許可した利用者しか暗号化ファイルを解読することができないという。
一般に暗号化されたファイルは検索ソフトが情報を読み出せないため、その内容を検索することはできない。「DataClasys」は、独自技術により「P-Pointer File Security」による暗号化したファイル情報の読み込みを許可することで、暗号化されているファイルの検出を可能としているという。

この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア