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中央システム、抽象化されたログデータを活用するログ集積プラットフォーム「アットハブ」を提供開始

 「アットハブ」は、各種センサーやビーコン、ICカード、バーコード、RFID、電話、スマホアプリなど多種多様なハードウェアやソフトウェアから、「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」といったログデータを集積し、業務システムにデータ連携を可能にするハブシステムだという。ログデータを「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」に抽象化することで、ログを作り出すハードウェア、ソフトウェアに依存しないデータとして扱うことを可能にし、業務システムにおけるログデータの活用を容易にするとしている。

 これまでユーザがさまざまなデバイスからログデータを業務に活用したい場合、まずデバイスを選定し、データを収集する仕組みを構築し、さらにそれを業務システムに連携する仕組みを作らなければならず、時間とコストがかかっていた。

 「アットハブ」は、データの収集に必要なさまざまなハードウェアやソフトウェアをあらかじめ用意しているため、ユーザは「アットハブ」と連携可能なハードウェアやソフトウェアを選ぶだけで、業務システムに必要なログデータをすぐに活用することができる。費用も時間もかけることなく、必要なデータをすぐに活用できるため、業務システムの課題を安価に迅速に解決することができるという。

 中央システムは、「アットハブ」を自社システムの開発・管理をしている情報システム部門やシステム構築を手掛けるシステムインテグレーター、「アットハブ」と連携可能なクラウドサービスベンダーに提供し、さまざまな課題解決を支援するという。

「アットハブ」の構成イメージ

■特徴と活用例

 「アットハブ」の最大の特徴は「抽象化指向(Abstraction thinking)」で、さまざまなハードウェア、ソフトウェアから作り出される業務データを「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」の構成要素に抽象化し、業務依存、業務特化しないデータとして格納する。抽象化されたログデータは繋がる先の業務システムを選ばず、さまざまなシステムで活用することができるため、以下のような課題解決に役立てることができる。

  • 労働時間の適正な把握のための客観的な記録の取得
  • 人感センサーを使った遠隔施設の稼働状況の把握
  • 電話の着信履歴を活用した人材派遣業の点呼業務の効率化
  • 物流ラインのコール(呼び出し)システム、 生産ラインの工程毎作業時間の集計 など

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