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情報法オーラルヒストリー

「情報の法社会学~名和小太郎先生に聴く」(第2回)


 情報法は、戦後のコンピューターの登場と発展を背景に生まれてきた新しい法分野であり、新しい技術の登場と社会の変化の中で、新たな立法が求められてきた分野でもある。民事法や刑事法などの伝統的法分野のような法解釈学を中心とした部分もあるが、それだけではなく、情報を規律する制定法が生成されている途上でもあることから、常に立法政策にも目配りをせざるを得ないという特徴をもっている。情報法はいかにして生まれ、展開(または迷走)しているのか――ここでは、今日の情報法をかたちづくることに貢献された先生にお会いして研究の足跡を振り返りながらお話を伺うことを企画した。すでにお二方の先生のインタビューを終えているが、それぞれのお話もさることながら、相互に絡み合うことでより深く理解できるところがあった。あらためてオーラルヒストリーの意義を感じている。 なお、企画とインタビュー、反訳、写真は一般財団法人情報法制研究所が担当した。本サイトを通じて有意義な連載としてお届けできればと思っている。(第1回はこちら)

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この記事の著者

鈴木 正朝(スズキ マサトモ)

新潟大学 大学院現代社会文化研究科/法学部 教授(情報法)。理化学研究所 革新知能統合研究センター 情報法制チームリーダー、一般財団法人情報法制研究所 理事長を兼務。 1962年生。中央大学大学院法学研究科修了、修士(法学)。情報セキュリティ大学院大学修了、博士(情報学)。 情報法制学会 運営委員・編集委員、法とコンピュータ学会 理事、内閣官房「パーソナルデータに関する検討会」構成員、同「政府情報システム刷新会議」臨時構...

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