アプリケーションPaaSに注力
これまでSaaS型ITSMの展開で知られてきた同社。村瀬氏によると、創業当初からプラットフォームの構築に取り組んでおり、村瀬氏は「今後、Service Nowはプラットフォームに力を入れていく」と話す。
PaaSに注力する背景として村瀬氏は、長時間労働の是正や柔軟な働き方など、日本の働き方改革においてはモバイル端末の導入やチャット・電話による会議など一部の技術論ばかりが先行しているという現状の課題を指摘。「業務の自動化といった限られた人的リソースで労働の価値を高める取り組みを進めなければならない」と話す。
そこで、本質的な日本の働き方改革を実現するためのプラットフォームとして、同社が提供する「Now Platform」を紹介。単一のプラットフォーム上で、ITSMだけでなくカスタマーサービス、セキュリティ、人事管理など業務分野を超えて使用可能。同社のアーキテクチャによってこれまでサイロ化されていた業務を部門横断して遂行可能にするという。