SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

DB Online Day 2018 Powered by IBM(AD)

「AI Ready」な企業データはどのようにして作るか?

これからはWatsonがますます身近に 次の課題解決に向けてAIのマネージも

 最後に三澤氏はIBM Watsonに関する最新情報についても発表した。まずは日本のデータセンターの強化。IBMは9月17日から関東近郊に3つのデータセンターをオープンした。三澤氏は「全く異なる地層に配置しているため、よほど大きな大地震でも耐えられるようにしています。スーパー・ハイアベイラビリティを実現するクラウド基盤が強化されました」と話す。

 これからはWatsonがより身近で稼働できるようになる。これまでWatsonのインスタンスはIBMの海外データセンターにあったが、16のうち13のWatsonサービスは日本のデータセンターでも稼働し選択できるようになったという。またWatsonをプライベート環境で利用できる「Watson on ICP」も順次展開しているという。WatsonのAPIをコンテナ化し、オンプレミスのICPにWatsonを乗せることが可能なのだ。このように、ICPを要として、オンプレミスでもパブリッククラウドでも、そしてマルチクラウド環境でも、AIやデータそして企業のアプリケーションを動かすことができる選択肢を提供しようとしているのがIBMのアプローチだ。

スライド22枚目:Watsonがオンプレミスでも利用可能に
Watsonがオンプレミスでも利用可能に

 現状のAI活用の課題はデータ整備とされているが、次の課題と目されているのが「AIバイアスの極小化」だ。AIの普及につれ、AIが提示した結果についての信頼性、公平性、透明性、説明可能性、倫理性など、「AIバイアス」が問題視されつつある。そこでIBMではAIそのものを管理するために「AI OpenScale」を提供している。これはIBM Cloudライトアカウントでフリーミアム(無料から)利用できる。

 IBM CloudライトアカウントはDb2やWatson Studioなど30以上のサービスが利用できるため、スモールスタートで試すには有効だ。なかでも「Db2 on Cloud」は3分でデプロイ完了できるため、これまでオンプレで利用していたなら簡便さに感激するかもしれない。

 最後に三澤氏はこう述べて講演を締めた。「今年大きな投資をクラウド事業に行いました。ハイアベイラビリティを実現するパブリッククラウドとしてはナンバーワンのファンクションを提供できるようになってきたと思います。IBMはクラウド、オンプレミスを問わず、皆様のDX実現をお手伝いするためのサービスや製品拡充に力を入れていきたいと思います」

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
DB Online Day 2018 Powered by IBM連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

EnterpriseZine/Security Online キュレーターフリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Online の取材・記事も担当しています。Webサイト:https://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/11521 2018/12/21 10:14

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング