「実際の現場の再現」、また来年も開催予定
表彰式を終えて、小林氏に再度お話をうかがうと、「今回はSASとして初めてのハッカソンでした。スタート時点では、PythonまたはRを使おうとされるユーザーさんが多かったのですが、プログラミングが不要でマウスによるポイント&クリックのみで操作できる簡単さから、その場でGUIに切り替えたチームもいましたし、最後まで自分たちのプログラミングスキルを信じて高い結果を残したチームもありました。参加者の皆さんはその場をとても楽しんでいましたし、新しい使い方を発見していただき、盛り上がりました。SASとしてもいろいろ収穫がありましたので、ぜひこれからも続けていきたいですね」という。
参加者の方たちは、「初心者と経験者の両方が楽しめるハッカソンでした。SAS Viyaは画面上のドラッグアンドドロップで操作でき、コーディングしたことない人も楽しめるからです。一方で、SAS Viyaの機能自体をプログラムを書いて呼び出すこともできる。コーディングが好きな人はコーディングを楽しめるわけです。いろいろなレベル、スキルを持つ人が楽しめる、面白い企画でした。面白く作られたハッカソンで。こういうハッカソンはなかなかないですね」。
「AIのスコア、精度だけでなく、実業務を意識した定性的な側面も重視するハッカソンでした。進捗報告を行ったり、プロセスも評価されたりと、まさに実際のビジネス現場の再現でした。そこは混在チームの方が真価を発揮しやすいと感じました。精度をどんどん報告していくことも、実際のお客様との間ですることです。75点でも報告して、その先をどうするか相談します。そういうやり方がちゃんと埋め込まれています。実際のビジネスの現場でも役立つスキルを磨けたと思います」などの意見が印象深かった。次回は参加してみてはいかがだろうか。

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- この記事の著者
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吉澤 亨史(ヨシザワ コウジ)
元自動車整備士。整備工場やガソリンスタンド所長などを経て、1996年にフリーランスライターとして独立。以後、雑誌やWebを中心に執筆活動を行う。パソコン、周辺機器、ソフトウェア、携帯電話、セキュリティ、エンタープライズ系など幅広い分野に対応。
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