SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

トレンドマイクロ、仮想化技術「コンテナ」向けセキュリティの新製品「Deep Security Smart Check」を提供開始

 仮想化技術「コンテナ」は、OS上に他のプロセスとは隔離されたアプリケーション実行環境を構築する技術で、開発部門と運用部門が連携してシステムを開発するDevOpsを実施する企業で採用されることが多い技術だという。IDCの調査によると、DevOpsを実施する企業の86%でコンテナが採用されている。

 一方でコンテナイメージには、脆弱性のあるアプリケーションや不正プログラムが含まれることがある。脆弱性のあるアプリケーションや不正プログラムが含まれるとサーバリソースの盗用や不正な操作、コンテナが動作するサーバの情報を外部に送信する被害などにあう可能性がある。

 システムの運用時に脆弱性が発覚した場合、システムの改修やサービスの停止に繋がるため、セキュリティリスクはシステムを運用する前の開発時に洗い出し、対処することが重要になる。

 「Smart Check」は、システムの開発時にコンテナイメージ内の脆弱性、不正プログラム、クラウドサービスのアクセスキーをスキャンし、コンテナイメージのリスクを可視化する。可視化したリスクをもとに開発時に修正プログラムの適用や、運用時にセキュリティ製品を用いて脆弱性を悪用する攻撃を防ぐなど対策を講じることができる。

 また、トレンドマイクロでは、システム運用時のセキュリティ対策として「Trend Micro Deep Security」を提供している。

 「Deep Security」は、コンテナ内やホストサーバに不正プログラムが存在する場合に検知・駆除する「不正プログラム対策」、脆弱性を悪用する不正な通信があった場合、通信を検知してブロックする「IPS/IDS(侵入防御)」などの機能を備えている。

 システム開発時に、「Smart Check」を用いてコンテナイメージに脆弱性が見つかっても、新しいバージョンのアプリケーションの動作検証に時間が掛かるなど修正プログラムを適用できない場合、「IPS/IDS(侵入防御)」機能により脆弱性を悪用する攻撃を防ぐことができる。

「Trend Micro Deep Security Smart Check」の主な機能

 ・コンテナイメージの脆弱性をスキャン

 コンテナイメージ内の脆弱性をスキャンします。脆弱性を緊急度に応じて「Critical」「High」「Medium」「Low」「Negligible」「Unknown」の6つのレベルで表示し、コンテナイメージ内の脆弱性を可視化。

 ・コンテナイメージの不正プログラムをスキャン

 コンテナイメージ内の不正プログラムをパターンマッチング、機械学習型検索などの技術を用いてスキャン。

 ・コンテナイメージの機密情報をスキャン

 コンテナイメージ内にAWSやGoogle Cloud Platformなどクラウドサービスのアクセスキーが保存されていないかをスキャン。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/12332 2019/08/06 16:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング