SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Security Online Day 2025 春の陣(開催予定)

2025年3月18日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

data tech 2019 レポート(AD)

SQL Server 2019の最新情報とMicrosoft Data Platformの全貌

Azure Arcでハイブリッドクラウドにも対応

 マイクロソフトではパブリッククラウドのAzureに力を入れているが、ユーザーにはオンプレミスと一緒に利用するハイブリッドクラウドの要望があることは理解している。その要望に対応する「Azure Hybrid」についても畠山氏は説明した。

 新たなハイブリッドクラウドのための製品として、Igniteでは「Azure Arc」が発表された。Azure Arcは仮想マシンや、Kubernetesを活用してオンプレミスと複数のクラウド、さらにはエッジも1つのクラウドと捉え管理できるようにするもの。複数のクラウドを具体例であげるなら、AzureだけでなくAmazon Web ServicesやGoogle Cloud Platformなど他のクラウドサービスの仮想マシンやコンテナ環境も管理できる。「Azure Arcはマイクロソフトの世界だけに閉じるものではなく、オープンな施策となっています」と畠山氏。

 具体的には、Azure Resource Managerの仕組みを使い、Azure Arc用のAgentを通じて仮想マシンや、Kubernetes Clusterといった単位で、コンピューターリソースを一元管理できるようになる。そしてAzureのPaaSのDataサービスも、Azure Arc上であれば今後どのような環境でも動かすことができるようになる。

 そのため、Azure SQL DatabaseもAzure Database for PostgreSQLも、将来的にAzure Arcの上で使えるようになる。Azure Arcは既にプレビュー版があり、仮想マシンについては現時点で試用が可能だ。

 最後に今後のMicrosoft Data Platformの方向性として「NoSQLはCosmos DBに集約し、データウェアハウスとビッグデータはAzure Synapse Analyticsに集約されていきます」と畠山氏。あらゆるスケールのデータをこれらで扱えることになり、さらにArcを使うことでさまざまなハードウェア・インフラ、さまざまなクラウド環境と融合してデータが扱えるようになると言う。

 今後も、Microsoft Data Platformはさらに進化を続ける。先が見えない時代の今だからこそ、Microsoft Data Platformのような最新技術をいち早くキャッチアップし使ってみて可能性を探るべきだ。

 既にマイクロソフトでは、データを扱うためのさまざまなプロジェクトを多くの顧客と進めており「皆さんの課題についても数多く聞かせてもらっています。マイクロソフトでは新しい技術を使い、それらの課題を顧客の皆さんと一緒に解決したいと考えています」と畠山氏は強調し、セッションを締めくくった。

関連セミナー情報

EnterpriseZine読者の皆様へ限定のお知らせです!以下のセミナーを2020年1月10日(金)に開催します。ぜひお越しください!申し込みはこちらから。

処理性能30倍&コスト削減率90%を実現!「Big Data/DWH アーキテクトに送る"Azure Big Data Analytics Platform"徹底解説セミナー&相談会」

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
data tech 2019 レポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/12625 2019/12/20 11:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング