日立は、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」のブレードサーバーのラインナップを強化したと発表した。新しく追加されたモデルは、省電力タイプのハイエンドモデルである「BS2000」と、小型高集積モデル「BS320」の2種となっている。
BS2000は、米国EPRI(The Electric Power Research Institute, Inc.)が作成した「80 PLUSプログラム」に基づき、電源効率が80%以上という基準を満たし「80 PLUS GOLD」を取得している。実際に、従来製品よりAC/DC変換効率を7%向上させ、92%という高い電源効率を達成したという。
仮想化プラットフォームには、同社独自開発の「Virtage」を採用し、従来製品より2倍のサーバー集約率、4倍のメモリ容量、7倍のI/O性能と基本性能が強化されている。
BS320は、ファイルバックアップサーバーなど統合サーバーのために、HDD拡張やPCI拡張の機能が追加された。BS320では、仮想化運用管理ソフトウェア「JP1」との連携によりリソースの最適化や、Hyper-VやVMwareなどの一元管理も可能となっている。