需要予測の精度を高め人材育成も併せてサポート
SASではサプライチェーンの最適化を実現する際に「需要予測が改めて重要な要素だと考えています」と井上氏は言う。需要予測の精度を向上するためには、新商品への対応、売価/値引きの影響、カニバリの影響、季節/天候の影響、周辺イベントの影響、欠品の影響という6つの要素すべてを考える必要がある。
これらすべてを取り込んで予測するノウハウが、SASにはあると井上氏は自信を見せる。これらの要素を取り込めないと、今回の新型コロナウイルスのような経験のない環境変化を踏まえ、需要予測することは難しい。「裏を返せばこれら6つの影響をしっかりと捉えて分析できれば、コロナ禍においても精度の高い需要予測につながります」と言う。

高い精度で需要予測を行うには、1つのモデルを作って終わりではない。複数のモデルを作り、モデルを試しながら精度を上げていく。これはまさにAnalyticsOpsを実践することであり、アナリティクスのライフサイクルをスムースかつ素早く回せなければならない。
そのために必要な機能をSASはすべて揃えており、その上でデータサイエンティストなどが使い慣れたツールや技術があれば、それらをAPIで連携してライフサイクルに取り込めるのがSASのプラットフォームの特長でもある。
需要予測の精度を高め、予測を企業内で活用してDXにつなげる人材育成まで含めてサポートできる。これら両軸のアプローチで、サプライチェーン全体の最適化をSASではサポートしているのだ。
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谷川 耕一(タニカワ コウイチ)
EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...
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