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RPAに限界感じている今が勝機 日本へ本格参入したWorkato CEOが自信をみせる「レシピ」とは

API連携による次世代オートメーションでDXを加速

 エンタープライズ向け自動化プラットフォームのWorkatoが2021年11月に日本法人を設立した。日本においてもDXの推進、新型コロナ対応を背景にSaaS導入が進み、各種ワークフローの自動化が求められている中での本格参入だ。今回、Workatoの共同創業者でCEOのVijay Tella氏に、創業の経緯や業況、日本市場での事業展開について訊いた。

エンタープライズとコンシューマの経験から誕生

 2021年11月に日本法人を設立[※1]したWorkatoは、複数環境にある業務アプリケーションやデータベースを、APIを介して統合できるプラットフォームだ。コードを書くことなくさまざまなワークフローを連携・自動化し、生産性を高めることができるとしてグローバルでは既に注目を集めている。

一般的なiPaaSの枠を越えた機能が特徴
一般的なiPaaSの枠を越えた機能が特徴
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 Gartnerが選出する「エンタープライズ iPaaS(Integration Platform as a Service)」市場におけるMagic Quadrantでも、初登場以来4年連続リーダーに選出されており、日本でもLIXILやDeNA、横河電機などの有名企業が採用しているという。

エンタープライズ向けのアプリケーションもカバー
エンタープライズ向けのアプリケーションもカバー
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 Tella氏は、2013年にWorkatoを創業しているが、それ以前にもいくつかのソフトウェア会社に関わっており、その経験を活かしたソリューションになっている。特に、エンタープライズ向けにデータ統合・分析ソリューションを提供するTIBCO Softwareと、コンシューマ向けのモバイルビデオストリーミングサービスを提供するQikでの経験が活きているようだ。

 なお、Workatoのサービスとしての最初のバージョンのリリースは2014年。特に宣伝をせずとも口コミで広がっていき、日本のユーザーも獲得できたとTella氏は自信をのぞかせる。エンタープライズ向けのテクノロジーとコンシューマ向けアプリケーションのように使いやすいアプローチが支持された結果かもしれない。

 「楽しくて簡単に使えて、とてもパワフルなことができるという特徴が伝わっていったと感じています。Workatoの核となるアイデアは、『レシピ』という概念です。料理のレシピのように、それを読めば何をすべきか分かるように、さまざまなアプリケーションをどのように連携していくべきか書かれているのです。特別な技術スキルも必要ないため親しみやすく、ワークフローを設定して実行できるのです。あえて言うならば、私たちは、さまざまなシステムを統合するローコード、ノーコードの仕組みを作った“元祖”の一つでしょう」(Tella氏)

ワークフローの定義は「レシピ」で実装。トリガーをきっかけにアクションが実行されるという
ワークフローの定義は「レシピ」で実装。トリガーをきっかけにアクションが実行されるという
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 市場のニーズをとらえたWorkatoは、2016年頃から北米のセールスチームを組織すると、その後ヨーロッパやアジアでもチームを展開し、成長をしていくこととなる。従来からローコード、ノーコードによるシステムの統合が求められていたが、コロナ禍を背景に日本市場を含めてニーズがさらに高まっているという。

 Tella氏は、「パンデミックもあり、この2年間、企業にはDXに対するプレッシャーが重くのしかかりました。特にビジネス、マーケティング、セールス、人事、サプライチェーン、ITとすべてのチームの連携が求められています。しかし、IT部門以外のチームがサイバーセキュリティやパフォーマンス、スケーリングなどについて、十分に理解することは難しいでしょう。そこでWorkatoは、ローコード・ノーコードを活用することで、すべてのチームがDXにもつながるようなワークフローを実行できるようにしました。変革を行うためには、簡単かつ安全、高性能であることが非常に重要なのです」と述べる。

[※1]Workato、日本での事業拡大へ向け日本法人を設立」(プレスリリース)

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既存のRPAを置き換えることなく、ワークフローの統合が可能

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この記事の著者

森 英信(モリ ヒデノブ)

就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務やWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業。編集プロダクション業務においては、IT・HR関連の事例取材に加え、英語での海外スタートアップ取材などを手がける。独自開発のAI文字起こし・...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

岡本 拓也(編集部)(オカモト タクヤ)

メディア部門 メディア編集部 EnterpriseZine編集を担当

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