SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

DB Press(AD)

障害を発生させない/障害時も復旧できる運用とは? Oracle Cloudの機能を最大活用する方法

もっと深く使いこなす! ホンキで考えるOracle Cloudのデータベース運用セミナーレポート

オンプレミスで実績あるバックアップ・DRがクラウドでも利用できる

 Oracle Cloudにおけるバックアップ・DRの方法は主に3つある。まず「RMAN(Recovery Manager)」を使ったバックアップの取得だ。Webコンソールでスケジュール実行や遠隔バックアップなどの実施が簡単にでき、リストアも容易だという。また、中身はRMANのため、従来のOracle Database管理の知識やノウハウを生かした運用も可能となっている。

 さらに、冗長化には「Oracle RAC(Real Applications Cluster)」や「Oracle Data Guard」が利用できる。これらは、長年オンプレミスで実績があり、Oracle RACについては他のクラウドではサポートされておらず“Oracle Cloudでのみ利用できる”点も忘れてはいけない。加えて、Oracle Data GuardはWebコンソールから簡単に構築でき、有効化やフェイルオーバーなどの操作も簡単だ。

[画像クリックで拡大]

 可用性に関してはデータベースだけでなく、IaaSで動くWebサーバーやアプリケーションサーバーも一緒にシステム全体で考える必要があるとも原田氏は指摘。大規模災害に備えることを考えるならば、東京・大阪リージョン間のネットワーク構成なども十分に検討する必要があるという。

 Oracle Cloudに限らず、どのクラウドでも片方のリージョンが使えなくなれば、もう一方のリージョンにワークロードが集中するため、リソースの確保も考慮する必要がある。たとえば、Active-StandbyではなくActive-Activeで常にリソースを確保したり、容量予約機能を利用したりすることも有効だ。

 また、セミナーの中で紹介された事例では、お客様のデータセンター内にクラウド環境を設置するExadata Cloud@Customerと“OCI上のExadata Cloud”のハイブリッド構成で、Oracle Data Guardを用いてDRを実現している。通常時はOCIの構成は最小にして効率化し、有事の際にはクラウドの柔軟性を使い無停止でスケールアップし対処。「OCIのバックアップ・DRは非常に良いサービスなので、是非採用を検討してほしい」と原田氏は言う。

 「セキュリティ」「モニタリング」「バックアップ・DR」のいずれもが、Oracle Cloudのサービスを利用すれば簡単かつ、すぐに始められる。とはいえ、これらを使えば100点満点の運用となるわけではない。簡単に80点は取れるが「100点にするには、他のサービスやソリューションの検討も必要です。そのためのサービスもOracle Cloudには用意されているので、自社に合った方法を工夫したり、困ったらアシストに相談してほしい」と原田氏はアドバイスを送り、セミナーを締めくくった。

サイバーセキュリティ対策は経営課題!

クラウドはセキュリティが不安と言われていたのは昔の話。ランサムウェアや標的型攻撃による機密情報の搾取、あるいは内部不正による情報漏洩など、セキュリティインシデントが過去に例を見ないほど多発している今こそ、クラウドセキュリティの高さを理解し、活用することが経営に求められています。
セキュリティ・ファーストで設計されたクラウドへの移行と、ネットワークを主軸としたセキュリティ対策からデータ中心のセキュリティ対策へのシフトを実現してみませんか。

『サイバーセキュリティ対策は経営課題! 今こそセキュリティ・ファーストで設計されたクラウドを活用する』の詳細とお申し込みはこちら

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
DB Press連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/16193 2022/09/08 17:55

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング