米UiPathは8月1日(米国時間)、Re:inferを買収したと発表した。
Re:inferは、英国ロンドンに本社を置く、非構造化ドキュメントおよびコミュニケーションのNLP(自然言語処理)企業で、英国ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)AIリサーチラボ出身で博士号を持つ複数の科学者によって、2015年に設立された。同社は、マシンラーニング(ML)テクノロジーを活用することで、迅速かつ正確にコミュニケーションメッセージの文脈のマイニングを行い、これらをアクションにつながるデータに変換するという。
ユーザーは、Re:inferのテクノロジーによってマシンラーニングのカスタムモデルを展開して、日々の業務で発生するドキュメントおよびコミュニケーションデータを分析できるようになる。同社のノーコードインターフェイスでは、ビジネスユーザーは、自らのAIモデルのトレーニングを行うことで、より個々の文脈に沿った具体性と柔軟性を高めることができるという。また、自己学習能力によってモデルの精度が継続的に向上していくので、ボトルネックや非効率性を容易に見つけることが可能。
なお、Re:inferの製品機能は、UiPathのユーザー企業にプライベートプレビューとして提供するとしている。
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