SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZine Press(AD)

インテル最新プロセッサーでクラウドコストを最適化! プロセッサーの“真の能力”を引き出す方法を伝授

暗号化、復合化処理を高速化する機能をもつ「第3世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサー」

最新プロセッサーはメモリー暗号化機能を搭載

 第3世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサーは、1つのCPUで最大40コア、ハイパースレッドで80vCPUが使える。第2世代よりも拡張されたメモリーインターフェイスを持ち、データベースなどのメモリーに特化したアプリケーション処理の高速化も図られている。さらに前述の暗号化、復合化処理のアクセラレーター機能があり、加えてインテル ソフトウェア・ガード・エクステンションズでは、メモリー内に存在する特定アプリケーションのコードとデータを隔離するハードウェア支援型メモリー暗号化機能もある。

 これで「仮にOSがハッキングされても、ユーザーのアプリケーションとデータを守れます」と松田氏。これらプロセッサーに搭載されたセキュリティ機能は、Web系サービスのシステムインフラのような秘匿データを取り扱う処理に有効なソリューションとなっている。

画像を説明するテキストなくても可
クリックすると拡大します

エネルギー消費の削減でサスティナビリティに貢献

 「最新プロセッサーを使ったインスタンスの利用だけでもメリットをもたらしますが、さらにユーザーのワークロードごとに最適化技術を適用し、全体最適化を図ることが重要です」と松田氏。それによりトータルでのコスト削減、エネルギー消費を削減するサステナビリティへの貢献ができると言う。

 さらに、ビット操作を効率化する「インテル アドバンスト・ベクトル・エクステンション 512(AVX-512)機能」を使うことで、圧縮操作などが加速化する。たとえばクラウド上でよく使われる「Apache Kafka」などのメッセージングサービスにおいてメッセージを圧縮できるため、単位時間あたりのスループットが向上。IPC(Instructions Per Cycle:クロック当たりの命令実行数)も、第2世代より20%向上しているという。これらの機能や性能の向上で、たとえばAWSは、前世代の「EC2 C5 インスタンス」に比べて第3世代の「EC2 C6i インスタンス」ではプライスパフォーマンスが15%向上する。これも、AWSのサイトに明記されている[2]

画像を説明するテキストなくても可

 また、ソフトウェアの最適化の例として松田氏は、Apache Sparkベースのデータ活用プラットフォームの「Databricks」を挙げた。超高速検索エンジンPhotonを、DatabricksとインテルのエンジニアがAVX-512を用いて開発。これを使うことで最大で3倍の価格性能、6.7倍の性能向上が図られている。これらは、Azure上で実際に検証した結果だ。

[2] 「Amazon EC2 C6i インスタンスのご紹介」(AWS)

次のページ
インテルプロセッサーの“本当の能力”を引き出す支援

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
EnterpriseZine Press連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/16824 2022/11/25 11:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング