VMwareは、「VMware Aria Guardrails」と「VMware Aria Migration」をリリースした。両ソリューションともに、2022年開催「VMware Explore」でテクニカルプレビューとして発表されていたものとなる。
SaaSソリューションとして提供されるVMware Aria Guardrailsは、クラウドおよびKubernetesに対するエンドツーエンドのポリシー施行を自動化し拡張する、マルチクラウドのガバナンスサービス。コストの調整やリスクの低減、性能の最適化に役立つ構成や機能などを一貫して設定できるという。たとえば、クラウド運用チームにおいては、ランディングゾーンポリシーを定義するための手作業を削減、グラフベースのクラウドインベントリーとの関連づけによりポリシー違反やドリフトを統合的に把握し、修復を自動化できる。

また、VMware Aria Migrationは、マルチクラウドへのワークロードの移行をワンストップで提供するサービス。「移行のアセスメント」「計画」「実行」という3つの中核となる機能をリリース予定だが、今回のリリースにおいてはアセスメント機能を提供するという。将来的にすべての機能を提供することで、エンドツーエンドのサービスとしてソリューションを完成させ、シームレスな移行体験を提供予定だとしている。

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