コンサルティングとマネージドサービスの両輪でモダナイゼーションを支援
キンドリルが提供するモダナイゼーションのソリューションは、上流工程のコンサルティングとマネージドサービスの大きく2つの要素で構成されており、機敏かつ継続的なハイブリッドIT環境の変革を支援する。
「コンサルティングのチームはRun and Transformの方法論において、『現状の把握と課題の整理』『目的の明確化、戦略策定』『デザイン/構想と段階的な実装』までのプロセスを主に担当し、その後の『継続的な改善』をマネージドサービスのチームに引き継ぎながら実施していくのが基本的な形となります。この2つのチームのお互いのメンバーが常に連携・連動しながら、お客様ごとの経営目標に沿ったモダナイゼーションを実現していきます」(條々氏)
そしてこの過程で効果的に活用するのが、AIオペレーションサービス(AIOps)を主要機能とする「Kyndryl Bridge」だ。このプラットフォームを活用することで、ハイブリッドIT環境で運用しているIT資産全体を一元的に把握できるほか、すべてのシステムのパフォーマンスを確認したり、機能停止を防いだりすることが可能となる。
「 ハイブリッドIT環境を運用するにあたって、お客様はこれまで多くの人手をかけてきました。そんな課題の根幹にあった煩雑なオペレーションを徹底的に自動化し、人間が関わるのは本当にコアな業務のみに抑えるのがKyndryl Bridgeの狙いです。1つのダッシュボードにすべての情報が集約され、さらにAIOpsによってこれからどんな事象が起こるのかを予測するとともに、どういった対処を行うべきなのかアドバイスもあわせて提示されるため、極端に言えば人間は最終判断を行うだけで済みます。そんなハイブリッドIT環境運用の世界観をKyndryl Bridgeで実現していきます」(條々氏)
企業におけるシステム運用は、それ自体が目的ではなく手段である。ビジネス目標を達成するためには、オンプレミスのトラディショナルなIT資産とパブリッククラウドをシームレスに統合した統制管理を、最適かつ効率的に行えるようにすることが重要だ。キンドリルは、そんなモダナイゼーションのゴールイメージをともに描きつつ、あるべきハイブリッドIT環境を実現していく上でのベストなパートナーとなるだろう。