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Security Online Day 2025 春の陣レポート(AD)

脆弱性対応を“AIで仕組み化”する具体的な5ステップ:専門家不足でも持続可能な内製診断を実現するには

脆弱性対応に欠かせない“スムーズな部門間連携”をかなえるコツ

 DXの加速にともなってデジタルサービスが急増する中、企業はサプライチェーン全体のセキュリティ強化という課題に直面している。限られたリソースの中で効率的に脆弱性対策を進める手段として「脆弱性診断の内製化」が挙げられるが、品質の維持やコストへの不安は残る。こうした課題に対して、2025年3月18日に開催された「Security Online Day 2025 春の陣」に登壇したエーアイセキュリティラボの阿部一真氏は、AI技術を活用した解決策を提示。脆弱性診断を単なるAIツールの導入にとどめず、戦略的思考に基づきプロセス全体をどう構築すべきか、その具体的な進め方を紹介した。

ポイントは“濃淡をつける”こと? 煩雑化する脆弱性対応のコツ

 企業のDX推進が加速する中、デジタルサービスやシステムの数は増加の一途をたどっており、技術的にも複雑化が進んでいる。これにともない、セキュリティ部門や担当者の業務領域もますます広がり、業務の難易度も上昇する一方だ。阿部氏はこの現況を説明した上で、具体的な2つの課題を指摘した。

 1つ目は、サプライチェーンセキュリティの課題。DXが叫ばれ始めた初期の段階では、企業内部におけるデジタル変革が取り組みの中心とされていたが、今やDXは企業の垣根を越えた変革へと発展している。このような中で問題に挙げられるのが、つながっている企業群のうち1社でもセキュリティ対策が弱い箇所があれば、そこが攻撃の起点として利用されてしまう危険性だ。

 この課題に対応すべく、政府も対策を講じている。阿部氏は2024年9月に経済産業省が企業のセキュリティ対策を格付けする新たな制度を始める方針を発表したことに言及し、「サプライチェーン上のセキュリティ対策レベルを共通の指標と段階で評価しようとする取り組み」だと説明した。

 2つ目の課題は、セキュリティ対策の難易度上昇と業務量の増加だ。Webアプリケーション、Webサーバー、ネットワークなどの幅広い領域において、侵入検知、脆弱性診断、インシデント対応など、実施すべき対策は多岐にわたり、それぞれに専門的知識が要求される。阿部氏は多くの企業担当者が同様の困難を感じていることに触れた。

 これら2つの課題に対し、阿部氏は「戦略的思考」による対応策を提唱する。これは重要度に応じて対応すべき課題に「濃淡」をつけるアプローチだ。重要な“濃い”領域には専門家の知見と十分なリソースを投入し、それ以外の“淡い”領域はできるだけリソースを抑えながらも対応を怠らない戦略である。

 とはいえ、実際には“濃い”領域の課題に対応する専門人材のリソースは限られている。“淡い”部分と位置づけた領域でも対応すべき事項の数は多く、“濃い”領域に比べて人的・金銭的リソースは限られてしまう。結果として、全体で見たときの負担は決して小さくない。そこで有効な対策として阿部氏が挙げるのが、AIの活用による業務自動化と内製化だ。

 「AIを活用することで業務の一部を自動化したり、それによってセキュリティ対策の一部を内製化したりできれば、数の多い“淡い”部分にも対応できるのではないでしょうか」(阿部氏)

株式会社エーアイセキュリティラボ 事業企画部ディレクター 阿部一真氏

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AIを活用したWeb脆弱性診断の内製化アプローチ

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この記事の著者

森 英信(モリ ヒデノブ)

就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務とWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業した。編集プロダクション業務では、日本語と英語でのテック関連事例や海外スタートアップのインタビュー、イベントレポートなどの企画・取材・執筆・...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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