TDKは、AvePoint Japanが開発・提供するクラウドデータバックアップ製品を導入したことを発表した。
今回の導入により、TDKは世界30ヵ国で展開する拠点におけるMicrosoft 365のデータ保護を一元化したという。約3万人の社員が利用するグローバルなコラボレーション基盤に対し、法規制対応・ランサムウェア対策・BCP強化などの包括的なセキュリティ体制が整備できたとしている。
TDKでは、2021年からグローバル共通コラボレーション基盤としてMicrosoft 365を導入。各国に拠点を持つグループ会社間の連携を加速できた一方で、標準機能だけでは対応しづらいニーズや課題もグローバルレベルで顕在化したことから、バックアップ製品の導入を検討していたという。
加えて、EUのGDPR(一般データ保護規則)では、個人データをEU域内のデータセンターに保管する必要があるほか、地域によっては一定期間を超えてデータを保持していると訴訟リスクとなる場合もあり、対応すべき法規制は多岐にわたるとしている。こうした要件に対応すべく、AvePointの「Cloud Backup for Microsoft 365」の採用を決定したとのことだ。
AvePoint Cloud Backup for Microsoft 365は、Microsoft 365向けデータ保護ソリューション。自動バックアップ機能により、Exchange Online、SharePoint Online、OneDrive for Business、Teamsなどのデータを保護するという。リストア機能を備え、誤削除やマルウェア攻撃などによるデータ損失時にも迅速に復旧可能だとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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