電通デジタルは、Snowflakeが提供するAIデータクラウド「Snowflake」を活用した自然言語分析ソリューションを開発し、提供を開始した。
同ソリューションは、Snowflakeに蓄積された社内外のデータを対象に、ユーザーは用意されたインターフェースに自然言語で指示をするだけで、生成AIの「Cortex Analyst」があらかじめ定義されたセマンティックモデルと独自の LLMを用いて適切なSQLを生成・実行し、チャートや結果を出力できる分析基盤。同ソリューションを使うことで、専門のエンジニアや分析担当者以外のビジネス部門やバックオフィス業務の担当者が自らデータを活用でき、現場主導の迅速な意思決定が可能になるという。
また、非構造化データ(PDFやWordなど)を分析できる「Cortex Search」も活用でき、従来は人手による確認が必須だった社内稟議書・企画書・アンケート自由記述などの非構造化データも自動で解析し、構造化データと組み合わせた多角的な分析も可能だとしている。
電通デジタルは、クライアントの同ソリューション活用支援において、短期間かつ低コストで分析環境を構築し、自然言語入力用のインターフェースの設計から実運用サポートまでを一気通貫で支援するという。また、自然言語分析だけでは解決できないより発展的な分析課題についても対応可能。同社のマーケティングおよび分析における実績を活かし、アナリストによる高度な個別分析、予測モデルの構築、深い洞察の抽出などを実施することでより精度の高い意思決定と新たなビジネス機会を創出し、クライアントの事業成長に貢献するとのことだ。
自然言語分析ソリューションの活用例
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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