SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

  • Security Online
  • DB Online
  • ニュース
  • 新着記事一覧
  • イベント

    Data Tech 2025
    2025年11月7日(金)オンライン開催

    • 酒井真弓の『Enterprise IT Women』訪問記

      酒井真弓の『Enterprise IT Women』訪問記

    • IT部門から“組織変革”を~気鋭のトップランナーを訪ねる~

      IT部門から“組織変革”を~気鋭のトップランナーを訪ねる~

    • SaaS ERP最前線──適者生存の市場を勝ち抜く企業はどこに

      SaaS ERP最前線──適者生存の市場を勝ち抜く企業はどこに

    • Next エンタープライズAI

      Next エンタープライズAI

  • ブログ

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2025

2025年11月7日(金)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2025年夏号(EnterpriseZine Press 2025 Summer)特集「“老舗”の中小企業がDX推進できたワケ──有識者・実践者から学ぶトップリーダーの覚悟」

EnterpriseZineニュース

Anthropic、高市総理大臣との会談やAISIとの協業などを報告──APAC初の東京オフィス開設

 2025年10月29日、Anthropicは日本市場での事業戦略説明会を開催した。

(左から)Anthropic グローバルアフェアーズ(国際関係)責任者 マイケル・セリット氏、Anthropic Japan合同会社 代表執行役社長 東條英俊氏、Anthropic 国際事業マネージングディレクター クリス・シアウリ氏、Anthropic 最高商務責任者(CCO)ポール・スミス氏
(左から)Anthropic グローバルアフェアーズ(国際関係)責任者 マイケル・セリット氏
Anthropic Japan合同会社 代表執行役社長 東條英俊氏
Anthropic 国際事業マネージングディレクター クリス・シアウリ氏
Anthropic 最高商務責任者(CCO)ポール・スミス氏

 AIモデル「Claude」の開発元であるAnthropicは、同日付でAPACで初となるオフィスを東京に開設。同社 CEOを務めるダリオ・アモデイ(Dario Amodei)氏は、高市総理大臣と会談し、AIセーフティ・インスティテュート(AISI)と「AIの評価手法」に関する協力など国際的なAIパートナーシップ推進に向けて覚書に署名している。なお、APACにおける同社のランレート収益は、過去1年間で10倍以上に成長しているとのことだ。

 説明会の冒頭、Anthropic日本法人の代表執行役社長を務める東條英俊氏が登壇すると、「日本では多くの企業がClaudeを利用している。いち早く技術的なサポートを行い、安全性を最優先した研究を実施することなどを目的として、東京オフィスの開設に至っている」と述べる。一般的にブラックボックスとなりやすいAIの回答について、安全性や透明性を担保することが同社のミッションだと強調。実際に「ALS(AI Safety Level)」としてルールブックのような形で策定する中、現時点ではALSのレベル3にあたる水準にまで達しているとした。

 また、日本市場では「ローカライゼーション」「日本のニーズを理解すること」「企業での活用拡大」を柱として投資を行うとする。具体的には、(流暢な敬語など)ネイティブ水準の日本語能力、データレジデンシーやガバナンスの担保、そして日本企業での実績を積みながら新たなユースケースの発掘を進めていくとのことだ。

 さらにClaudeの利用率をみたとき、日本は世界上位25%にランクインする国だとして「特に翻訳のニーズは高い」と東條氏は話す。今後、エンタープライズ向けの営業チームを拡大していきながら、パートナーエコシステムも拡充。デベロッパーコミュニティを組織しながら、中長期的には日本にもリサーチ部門を設けたいとした。なお、12月からは森美術館とのパートナーシップ拡大の一環として、新たな展示会を実施するとのことだ。

 次にAnthropicでグローバルアフェアーズ(国際関係)責任者を務めるマイケル・セリット氏が登壇。高市総理大臣との会談、AISIとのパートナーシップに触れると、「AISIとの取り組みは、2023年に署名した『広島AIプロセス』に基づくものだ。米国や英国を含め、(AIの取り組みを)グローバルで協調しながら推進していく」と述べる。

 なお、説明会終盤には、同社 最高商務責任者(CCO)ポール・スミス氏、国際事業マネージングディレクター クリス・シアウリ氏を壇上に招き、東條氏との鼎談が行われた。AIが日本のDXに大きなインパクトをもたらすこと、日本企業のClaude導入においては安全性が重要視される点などに言及。東條氏を迎えたことによる、日本市場の拡大にも期待が寄せられた。

【関連記事】
IBM、一部ソフトウェア製品にAnthropicのLLM「Claude(クロード)」を統合
Anthropic、東京にアジア太平洋地域初となる事務所を開設へ Claude日本語ローカライズ版も
DatabricksとAnthropicが協業、ユーザーはドメイン固有のAIエージェントを構築可能に

この記事は参考になりましたか?


広告を読み込めませんでした

広告を読み込み中...

  • Facebook
  • X
  • note
この記事の著者

岡本 拓也(編集部)(オカモト タクヤ)

1993年福岡県生まれ。京都外国語大学イタリア語学科卒業。ニュースサイトの編集、システム開発、ライターなどを経験し、2020年株式会社翔泳社に入社。ITリーダー向け専門メディア『EnterpriseZine』の編集・企画・運営に携わる。2023年4月、EnterpriseZine編集長就任。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/23030 2025/10/29 16:38

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング