フォーティネットだけが「サプライチェーン全体を一気通貫&最速で守れる」自信のワケ 与沢和紀社長に訊く
「世界レベルの防御技術」でも従来の地盤は“中堅中小”。だからこそ他社にはないセキュリティ支援ができる
セキュリティ最大手の一角であるフォーティネット(Fortinet)が、2026年に新たな事業戦略と大規模な組織強化を掲げた。「『サプライチェーン全体の価値を高める・守り切るセキュリティ』を最も迅速に、地に足の着いた支援で実現できるのはフォーティネットだけ」と、日本法人代表の与沢和紀氏は自信を見せる。その強気のワケを尋ねた。見えてきたのは、大手がしのぎを削るセキュリティ市場の中で、フォーティネットが持つ他社とは少し違った技術と顧客の基盤が、AI時代の今こそ活きる時という裏付けだった。
大小様々な企業が混在するサプライチェーンで、「面」で守るセキュリティを構築するのは至難の業だが……
「日本でのフォーティネットは、これまで中堅中小規模の企業(SMB)を中心に厚い支持をいただいてきた。これからは、もっと大企業にも利用していただける存在になりたい」──セキュリティの世界がかつてないパラダイムシフトに直面する中で、代表就任から3年弱を迎えたフォーティネットジャパンの与沢和紀氏は新たな事業戦略を掲げた。
フォーティネットといえば、グローバルでは大企業からSMBまで既に大きなシェアを有している、サイバーセキュリティ業界では最大手の一角だ。しかし日本では、いわゆる競合他社に比べてエンタープライズの顧客に対し上手くアプローチし切れていない実感があったようだ。
そんな同社が2026年度に打ち出したのが、「サプライチェーン全体のネットワーク/セキュリティを一気通貫で支援する」というスローガンである。これは、盤石なSMBでの導入実績を土台に、新たに大企業での導入を拡大していくことで、サプライチェーンの上流から下流まで、すべての企業とサプライヤーを一貫して守っていくという意味だ。
サプライチェーンの隙を突く攻撃が常態化した今、大企業一社がいくら高度なセキュリティ対策を講じたところで、脆弱なグループ会社やサプライヤーを足掛かりに侵入・攻撃されてしまうのが現実だ。しかし、大手セキュリティベンダーの多くは、これまで大企業中心のアプローチで導入実績を増やしてきており、SMBの開拓は二の次にされるケースが多かった。いくら素晴らしいセキュリティ製品でも、これでは“点”の防御にとどまってしまい、サプライチェーンを「面」で守ることはできない。
ここで、フォーティネットがこれまで築き上げてきたSMBでの高いシェアが構造的優位として働く。同社の製品が大企業でも申し分ない最先端の力を持っていることは、既にグローバル市場で証明済みだ。これを日本の大企業向けにも展開していくことで、サプライチェーン全体をフォーティネットの技術で包み込み、セキュリティ対策はもちろんのこと、ネットワークや運用でも分断を生まない世界が実現するのである。
同社はSASEやゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)、次世代ファイアウォール、OTセキュリティ、そしてAIセキュリティなどといった広範な最先端の製品ポートフォリオを誇るが、すべての企業がそうした製品を導入できるわけではないことは承知している。中小規模の組織となれば、コストや人的リソース面から理想の環境をいきなり構築することは難しい。
そんな事情に対して、フォーティネットは様々な入口を用意して応えていく構えだ。セキュリティ投資に積極的な大企業なら、クラウド環境の保護やAI時代に備えて大規模にゼロトラストやSASEを導入しても良し、そして中小規模のグループ会社やサプライヤーなら、まずはネットワークの入口に1台設置するだけで外部攻撃と内部脅威の両方に対応できる「FortiGate」の導入から始めてみても良し。その際、サプライチェーンの中ではセキュリティの導入形態やレベルに違いが生じるが、同社の製品は独自の単一OS「FortiOS」上ですべて一元管理できるうえ、接続も非常にシームレスだ。分断が発生する恐れはない。
つまり、サプライチェーン全体の一気通貫支援を謳いつつも、各組織の規模や事情、成熟度ごとに最適な環境をステップ・バイ・ステップで構築していくため、地に足の着いた施策で着実にセキュリティレベルを上げていけるのである。
上流から下流まで、全サプライヤーに「最速」かつ「最適」な支援を提供できる理由
加えて、大企業からサプライヤーへセキュリティ対策の要請や理解促進を図る際にも、フォーティネットの支援チームがともに伴走してくれるという。
「サプライヤーを数十社、数百社と抱える大手製造業のお客様などにお話を伺うと、サプライチェーン全体でセキュリティ水準は高めていきたいものの、やはり会社ごとの制約や苦労もあるため『そんな簡単に命令口調でお願いできるものではない』という複雑なお悩みをいただきます」(与沢氏)

無理のない話だ。すべてが理想どおりにいく企業などほぼ存在しない。そこで、大企業からサプライヤーへのプッシュを一緒にサポートしてほしいという相談もされるという。
しかし、たとえばサプライヤーを一社ずつ覗いてみると、FortiGateだけは導入されているといったようなケースも珍しくない。というのも、日本に存在する中堅企業約50万社のうち、UTM/NGFW(ネットワークセキュリティ機器)を設置している企業の半数はFortiGateユーザーだからだ。
するとどうなるか。フォーティネット製品は、シームレスかつ簡単に製品間の接続が可能なため、追加費用や移行コストを最小限に抑えられる。そのため、既に導入されているFortiGateなどの製品を入口として、「次はSD-WANで拠点ネットワークの運用・監視を一元化しよう」といった一段階上の対策を、顧客の想定以上に低いハードルで実現できるのだという。
そのための支援体制も大幅に増強を進めているところだと与沢氏。エンタープライズ向けには、顧客ごとに専属の担当チームを強化し、フォーティネットが直接伴走型で一気通貫のサポートにあたる。担当チームの中にはセールスもエンジニアもいるため、「経営層向けにはセールスから分かりやすく説明してほしい」「この製品の使用感や詳細については、現場目線で正直な話をエンジニアから聞きたい」などといった場面ごとの要望にも応えられる。
こうした支援体制により、顧客の業種や組織特有の課題・ニーズに対して、最適な支援をスピーディに提供できるようになる。特に、この「スピード」が何よりの強みだと与沢氏は強調する。
「フォーティネットの競合として比較されるような大手のセキュリティ企業からも、素晴らしい製品や技術はたくさん出ています。しかし、個社だけでなくサプライチェーンの上流から下流まで、各サプライヤーに適したネットワーク環境やセキュリティ対策を構築していきたいとなった場合は、フォーティネットが抜きん出ている自信があります。製品ポートフォリオや従来からの顧客基盤、それにともなうノウハウ、さらにはメニューや価格体系などといったすべての要素が、他社にはない支援のスピードを実現するからです」(与沢氏)
一方でSMBの場合は、信頼しているパートナーや、既に顧客のことを深く理解している地域のSI企業を介した製品導入のほうが、IT部門が経営層からの納得を得やすかったり、導入がスムーズに進んだりするケースも多い。そこで、SMB向けにはパートナーを介した提供を引き続き強化していくとのことだ。
AI時代に問うべきセキュリティの本質を見失っていないか?

こうした新たな事業戦略とともに2026年度を戦うフォーティネットだが、日本向けの特別な施策も多数用意している。
その最たる例として、7月10日には3年ぶりの復活となるフラッグシップイベント「Fortinet Accelerate Japan 2026」が都内で開催される。同社ならではのネットワークやセキュリティ技術にフォーカスした最新トレンドの紹介、パートナー企業による豊富な展示と技術セッション、さらにはトヨタ自動車や三菱電機などのセキュリティリーダーたちによる実践事例が展開される予定だ。
フォーティネットといえば、やはりネットワーク領域の技術に独自性と優位性を持つ古豪というイメージを持つ方も多いのではないだろうか。そんな同社が本イベントで掲げるテーマが、「『ネットワーク』と『セキュリティの融合』」による変革の加速、そしてここまで詳述してきた「サプライチェーン全体の価値を守り切る」セキュリティである。
「AI時代のセキュリティとは何か」という言葉を聞いて、皆さんは何を思い浮かべるだろうか。SOCの自動化か、それともシャドーAI対策か、あるいはデータ保護だろうか。
そうした戦術的な細かい施策に奔走する前に、捉えるべき本質がある。それは環境全体、すなわち「フルスタック・インフラ」を再構築しなければならないという現実だ。ZTNAやSASE、AIの保護に特化した最新のセキュリティといったトレンド製品をフォーティネットも当然有しているわけだが、同社の製品ポートフォリオの真の強さはそこではない。
注目すべきは、ネットワークからセキュリティまでの環境全体を、一元管理のシンプルな運用で、かつ強固に防御・維持できる環境を、端から端まで同社がすべて実現できるという点だ。近い将来、大量のAIエージェントが社内で人と一緒に働く時代が到来したときに、まずそれに耐えられるネットワーク環境を自前で維持できるのか。そして、すべてのAIやシステムを、従来型セキュリティのままで保護しきれるのか……。そうした異なる分野での懸念や不安に対する回答を同時に出せるのが、フォーティネットの強さである。
では、本稿で述べたような同社の事業戦略や価値観、強みを、具体的にどう体現していくのか。その全貌を、7月10日のFortinet Accelerate Japan 2026では知ることができる。また、AI時代に必要なフルスタック・インフラおよびサプライチェーンのセキュリティを既に実践する事業会社のセキュリティリーダーたちからは、皆さんにとって参考となる実践知やノウハウが語られるはずだ。
7月10日開催!ネットワークとセキュリティの大規模イベント
AI時代に求められる環境全体のセキュリティとは何か。具体的には何を実践し、どこから着手すべきなのか。豊富なセッション、展示、ネットワーキングを通じて、自社に最適な答えとヒントを見つけよう。トヨタ自動車、三菱電機、横浜銀行、田中貴金属などのセキュリティリーダーたちも登壇する。
- 開催日:2026年7月10日(金)
- 会 場:ANAインターコンチネンタルホテル 東京
- 参加費:無料
- Fortinet Accelerate Japan 2026の詳細はこちら
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提供:フォーティネットジャパン合同会社
【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社
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