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経営者にもわかるITの話 企業とエコの深い関係

省エネによるエコではなくエコそのものを企業活動の指標にする


近い将来、これらエコ関連の指標を考慮した経営こそが、リスクマネジメントとなるはずだ。エコな企業活動を実践していくには、地球規模で物事を考える必要があるし、科学的な見地はもちろん政治や社会学的な領域についても考慮すべきことがたく さんある。エコに対する幅広い知識を持った社員を育成することも、今後は企業にとって極めて重要なこととなりそうだ。

3Rと地球温暖化防止でエコする

 世の中エコが大流行だ。いまや、さまざまな製品やサービスの付加価値として、エコが謳われている。この場合に付加価値になっているのは、リデュース(Reduce)「減らす」、リユース(Reuse)「繰り返し使う」、リサイクル(Recycle)「再資源化」と言われる、エコの3Rに結びつくものだろう。これらは、限りある資源を無駄にしないようにしましょうということ。ゴミ焼却炉や製鉄所などから発生する熱を再利用して地域の暖房に利用するなど大がかりなものももちろんあるが、どちらかと言うとリターナブルなパッケージで再利用、再資源化を促し、簡易包装でゴミを減らすなど生活に密着したものが目に付く。

 もう1つのエコ観点が、地球温暖化を防止するというもの。その製品やサービスを利用することで、地球温暖化の原因物質だと言われている二酸化炭素の排出量をなるべく抑えるというものだ。現状ではエコと言えば、3Rよりもこの地球温暖化対策が代名詞のように使われている。

 とは言うものの、この地球温暖化対策、そのほとんどがちょっと前までは「省エネ」と呼ばれていた世界とほぼ同義だったりもする。エネルギーのほとんどを化石燃料に依存している現状においては、省エネルギー化することが二酸化炭素の排出量を抑えることにつながるからだ。低燃費の自動車、低消費電力の液晶TV、省エネ型の冷蔵庫やエアコンなどエネルギー効率の高い機器を新たに導入する。あるいは、LED照明のように技術革新により大幅に消費電力の削減を実現した製品の採用などが身近なところだろう。この他にも、クールビズとの組み合わせで夏場のエアコン温度設定をいままでより上げ、消費するエネルギーを削減するといった試みも定着してきている。

 さらに、化石燃料を使わないということで注目を浴びているのが、再生可能エネルギーの利用だ。太陽光、太陽熱、地熱、風力、波力、水力などさまざまな自然界にあるエネルギー源を利用することで、なるべく二酸化炭素を発生させずにエネルギーを取り出そうという動きが、ここ最近になって大幅に増えている。省エネを行うと同時に、エネルギーを取り出すところから二酸化炭素の発生を抑えてしまうことで、異常気象などの原因となりつつある地球温暖化を防止するというわけだ。

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ITにおけるエコとは

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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