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メモリと外部ディスクを透過的組み合わせ大量データ処理に対応 日本オラクル、インメモリデータグリッド製品「Oracle Coherence 3.7」を発表

  2011/05/23 15:13

日本オラクルは、オラクルのミドルウェア製品群であるインメモリデータグリッド製品「Oracle Coherence」の最新版を提供すると発表した。インメモリデータグリッドとは、複数のハードウェアで構成されたサーバー群により仮想的な共有メモリ領域を確保して大量のデータを高速処理する技術。
 

「Oracle Coherence」は、オラクルのミドルウェア製品群「Oracle FusionMiddleware 11g」の主要コンポーネントとして、アプリケーションサーバー「Oracle WebLogic Server」とともに、アプリケーショングリッドおよびクラウド環境を構築する上で重要な製品だという。アプリケーショングリッドとは、アプリケーション層にあるデータやプロセスを効率的に負荷分散することで、サーバーの利用効率の向上や動作の信頼性・拡張性を担保するアーキテクチャ。

今回、発表された最新版「Oracle Coherence 3.7」は、構成や管理を容易にし、また、データストレージ性能の向上、アプリケーションサーバーやデスクトップアプリケーションなどのクライアント接続における動的かつ自動制御による負荷分散を実現するという。

「Oracle Coherence 3.7」の新機能である「Elastic Data」により、分散コンピューティング環境におけるストレージ領域として、メモリとSSDやSANなどの外部ディスクデバイスを透過的に組み合わせて利用できるようになるという。これにより、ストレージ媒体の種類に関わらず、容量やリソースを柔軟に計画できる一方、メモリの処理速度と同等の外部デバイスへのデータアクセスを実現するとしている。

発表によると、「Oracle Coherence 3.7」は「Elastic Data」のほか、次の機能を実装しているという。

・動的負荷分散と自動プロキディスカバリ:「Oracle Coherence」のデータグリッドにアクセスしているアプリケーションサーバーやデスクトップアプリケーションなどのクライアントの接続と負荷分散を効果的に実行可能。

・F5 BIG-IP Local Traffic ManagerおよびSSLアクセラレーション機能との統合:「Oracle Coherence 3.7」と連携することで、多数のサーバー間に接続されたクライアントから生成されるトラフィックの最適化と負荷分散を実現す。また、CPU負荷の高いSSL暗号化処理をハードウェアで高速化することが可能。

・アプリケーションサーバー「Oracle GlassFish Server」の統合:「Oracle GlassFish Server」とともに「Oracle Coherence 3.7」を使用することで、アプリケーションコードを変更することなく、アプリケーションの容量拡張を容易に実現可能。

■「Oracle Coherence」のWebページ
http://www.oracle.com/jp/products/middleware/coherence/index.html
 

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