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新たなスタートを切ったsinsai.info/オープンなコラボレーションを被災地とも

モデレーター人材の不足

もうひとつの課題として、サイトの要となるインシデント情報を入力・管理するデータ班、とりわけ情報を承認するモデレーターにかかる負荷が挙げられた。

sinsai.infoでは、Twitterに流れている情報をハッシュタグなどでフィルタリングして取り入れているが、真偽のわからないツイートをそのままではなく、人の目で確認してから掲載している。これよってメディアとしての「質」を担保し、他の情報集約メディアとの差別化が図られている。

人手不足をどう解決するか?

このため、ツイートをレポート化する作業と、そのレポートを承認して公開させる作業という2段階の手順を経ている。この承認作業に時間がかかり、現在でも未承認のレポートが非常にたくさん残っているという。

レポートを承認する人をモデレーターと言い、レポートの入力に慣れ、情報の真偽を見極められる人がこれにあたる。データ班として参加したボランティアは延べ250人になるが、うちモデレーターは20名ほどで、圧倒的に人手が足りていない。

継続的にボランティア作業を続けてもらい、人材を育て、承認する人を増やすことが求められている。sinsai.infoにボランティアとして参加するには、「サイト制作ボランティア」のコーナーを参照し、「ボランティア申し込みフォーム」からエントリする。

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毛利勝久(モウリカツヒサ)

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https://enterprisezine.jp/article/detail/3168 2011/05/27 07:00

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