SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

IT Initiativeスペシャル(AD)

最新の重複除外バックアップにより、データの保全性向上と省電力化を両立

現在、企業のIT は増え続けるデータの「保全性向上」と「省電力化」という相反する課題に直面している。改めてデータ・バックアップと災害対策の重要性が高まってきている。このような状況だからこそ、最新の技術を積極的に取り込み、解決を図るべきではないだろうか。ここではEMCが提供する最新の重複除外バックアップがこの課題解決にどのように貢献できるかを解説する。

改めて高まったデータ・バックアップの重要性

 2011年のIT投資の動向は、震災の影響を受けて大きく変化している。当初考えていた計画から大きく変わり、自社の事業継続計画、情報の保全性について見直しを始めている企業が増えているのではないだろうか。企業が保有するデータのバックアップも、改めてその重要性が高まっている。企業のあらゆるデータがきちんとバックアップされ、いざと言う時には確実に復旧できなければならない。

 ただし、従来型のバックアップ手法、例えばテープを使った形や普通にディスクにコピーする形の方法では、確実に今後も増え続けるデータのすべてをバックアップするには非効率だ。加えて今年は電力事情も課題として加わり、大きな電力消費が発生するシステムはどの企業も避けたいことだろう。

 では、データのバックアップはどうすればいいのだろうか。EMCでは、従来のバックアップ方法を根本から見直し、前向きに新しい技術を取り込んで、確実なバックアップと省電力化の両立を図るのが良いと考える。

 中核となる技術は、すでに様々なところで紹介され、活用が始まっているデータ重複除外(重複排除)だ。データ重複除外は、バックアップを行う際に、重複しているデータを排除してバックアップ・データを大幅に削減するというものだが、EMCの重複除外技術は、重複データの判別単位(ブロック)が、データの内容によって変化する可変長ブロックであるため重複除外の効率が非常に高いことが特徴だ。EMCでは、重複除外処理をバックアップ対象マシン側で行う「Avamar」と、インラインでディスクに書きこむ前に重複除外を行う「Data Domain」という製品を提供しており、様々なデータの種類、環境に対応可能だ。この「Avamar」と「Data Domain」というタイプの異なった重複除外ソリューションを提供しているのがEMCの強みといえる。この2つの製品は市場で求められるバックアップのニーズのほとんどをカバーすることができ、それは、国内での重複除外ストレージ市場において圧倒的なNo.1 シェアを誇っていることが証明している(図1)。

図1:EMCは、国内重複除外ストレージシェアNO.1

 この圧倒的な実績を持つEMCの重複除外バックアップ・ソリューションだが、これまでAvamarは主にファイル・サーバーや仮想サーバー環境、Data Domainは大規模なデータベースやアプリケーションなどの構造化データを得意にするなど、用途によって使い分けがされていた(図2)。新しく登場した「Avamar6.0」では、Data Domainとの連携を実現し、大規模データベースやアプリケーションなどの構造化データを判別し、Avamarによって一元管理された環境で重複除外バックアップが可能となった(図3)。また、災害対策に有効な遠隔地へのレプリケーションも、Avamar 6.0によってData Domainによるレプリケーションも合わせて包括的に管理できるようになった。このように、EMCの重複除外バックアップは、企業のあらゆるデータを、効率的に、短時間で高速にバックアップが可能だ。

 大きく普及が進んでいる仮想化環境においては、VMwareのvStorage API for Data Protection(VADP) との連携により、仮想サーバーのファイルの中の変更データのみを抽出可能だ。加えて、Avamar6.0 ではそのVADP機能を使い、仮想サーバーの差分データ・リカバリも可能となり、仮想サーバーのリカバリが短時間で行えるようになった。

図2:従来のAvamar
図3:最新のAvamar6.0+AvamarData Store Gen4

次ページへ続く

次のページ
Avamar Gen4はわずか43 分で1,000 台の仮想サーバーを重複除外バックアップ

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
IT Initiativeスペシャル連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

羽鳥 正明(ハトリ マサアキ)

EMCジャパン株式会社 BRS事業本部 プロダクト・マーケティング・マネージャ
外資系ITベンダにてPC、サーバーのプロダクト・マーケティングを8年間担当。その後Linux/OSSビジネス関連企業にてマーケティング全般をマネジメントした後、現在はEMCジャパンにてストレージならびにバックアップ製品のマーケ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/3216 2011/07/12 07:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング