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そろそろ本気で人財育成の話をしないか

パフォーマンスを上げるための組織作り(応用編)

第4回


スキル情報使って効果的なプロジェクトアサインをしよう

 一般的にシステム開発は開発期間に対して要員をアサインするというプロジェクト型の仕事になります。そのプロジェクトにはどんな人財が必要かを検討し、必要なスキルを保持した人をアサインするということが必要です。このような場合にも人財育成フレームワークでスキル管理をしていれば、適材適所を実現することができるので高いパフォーマンスでプロジェクトの成功を実現することができますね。

 プロジェクトを管理する仕組みの中で人財育成フレームワークを活用する例を説明します。プロジェクトへ人をアサインの際に自社の人財ポートフォリオを参照しながらメンバーを選定できると便利です。

プロジェクト登録
プロジェクト登録

 上記のようなプロジェクト情報を登録するときのメンバー選択で人財モデルを指定をしたり保有スキル条件を指定できるような検索機能との連携が効果的です。

 

人財の検索
人財の検索

 以下の画面は、氏名の欄にリストされている4人がプロジェクトメンバーとして選択された状態です。

 

プロジェクトにアサインされたメンバー
プロジェクトにアサインされたメンバー

 

メンバーの人財モデルレベル判定表示
メンバーの人財モデルレベル判定表示

 選択されたメンバーに絞って人財マップを表示しレベル判定を確認したり、個々の担当者に対してどんな役割を期待するかもこれらの人財マップがあるので指定することができます。以下の例では、各メンバーにどんな職種の役割をどのレベルで期待するのかが指定されています。

 期待されているレベルを示す文字の色には意味があり、すでにレベルに到達している場合は黒字、自身が到達していなくても他のプロジェクトメンバーがレベル到達していれば青字、プロジェクト内にレベル到達者が一人もいなければ赤文字で示すという工夫をしています。こうすることでプロジェクトのアサインの問題点を可視化することが可能になります。赤字ばかりのアサインメントのプロジェクトでは成功もおぼつかないということですね。

 また役割を定義されたメンバーは、プロジェクトに参画することで具体的なスキルを習得する機会を得たことになり、プロジェクト終了時がスキル習得のチェックポイントになります。マネージャーの承認を得てスキル習得をするような仕組みが良いでしょう。

 

役割のアサインと期待値
役割のアサインと期待値

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評価基準を変更して人財ポートフォリオをシミュレーションしてみよう

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この記事の著者

二階堂隆(ニカイドウ タカシ)

株式会社ワン・オー・ワン 代表取締役社長データベースソリューションを中心とする自社ブランド製品の開発/販売/コンサルテーションが業務の中心。モットーは、「何事もシンプルに考えること・実装すること」。趣味は身体を動かすこと、とくにサッカーはプレーも観戦も大好き。浦和レッズの熱狂的ファン。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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