新たな人財像を作って既存人財を再評価してみよう
一度構築した人財像も場合によっては見直しが必要です。カスタマーサービスという職種に必要な機能およびスキルがもともと定義していたものでは、不足していて実際の業務ではアプリケーションエンジニアの協力を必要とすることが頻発していたとします。その場合、両方のスキルを保有する人財がどのくらいいるのだろうか。ということが知りたくなります。そんな時は既存の人財像から必要な職種だけを抜き出して目的とする人財像を作成してレベル判定をしてみると状況が見えてきます。
以下の例ではカスタマーサービス職種の人財像にアプリケーションエンジニアのスキルも含めて人財像を作成しています。
両方のスキルを持ち合わせた人財は以下のように分布していることがわかりました。このように事業として強化したい人財が実際にどれくらいいるのかを定量的に把握できることは企業の意思決定を早めることを可能にするので結果として企業パフォーマンスの向上にも貢献できると考えます。
人財育成フレームワークは様々な場面で活用することができると思います。ぜひ皆さんの会社でも人財育成フレームワークを構築・整備してはいかがでしょうか。
以上、6月中旬から4回にわたって連載した内容はいかがでしたか?
人財育成フレームワークは人財の可視化から始まりシステムを生かして伸ばしていくこと、継続しながらシステムもプロセスも改善していくことで足腰の強い企業・組織ができると信じています。今回の連載が少しでも皆様の組織にお役立つ情報であれば幸甚です。
「いいね!」と思った方は是非実践してみてください。
最後までお付き合いいただいた方、1回でも見ていただいた方、皆様に心から御礼申し上げます。
ありがとうございました!