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パフォーマンスを上げるための組織作り(応用編)

第4回


評価基準を変更して人財ポートフォリオをシミュレーションしてみよう

 人財育成フレームワークに蓄積されるスキル情報も日々時代に合ったものに更新していく必要がありますが、人財のレベル判定基準もその時々で変わると思います。この判定基準を柔軟に変更できる仕組みもとても重要です。判定基準を柔軟にするための要件は以下の通りです。

  •  判定基準は独立して定義する
  •  細分化されたスキル群ごと(スキル中分類など)に判定基準を紐づける
  •  スキル群に紐づけた判定基準は簡単に取り換え可能とする

 上記の要件を踏まえたアプリケーションが実装できれば以下のようなことが簡単にシミュレーションできます。

評価を厳しめにした人財ポートフォリオ

 アプリケーションエンジニアの判定条件「コアLV1-LV5 」に設定したもの(*レベル判定条件オブジェクトとして作成したものに名称が付与されています)

厳しめの判定条件設定
厳しめの判定条件設定
(スキル中分類毎のレベル判定条件指定)
(スキル中分類毎のレベル判定条件指定)

評価をゆるめにした人財ポートフォリオ

 アプリケーションエンジニアの判定条件「コアLV1-LV5注1」にOR条件として判定を緩和するための条件「コアLV1-LV5、OR条件1」を設定したもの(*レベル判定条件オブジェクトとして作成したものに名称が付与されています)

緩めの判定条件設定
緩めの判定条件設定
(スキル中分類毎のレベル判定条件指定)
(スキル中分類毎のレベル判定条件指定)

 このように既に登録されている習得スキル情報はそのままで判定条件を簡単に入れ替えるだけで人財マップを別の視点で見ることが可能になります。

 既存のスキル標準の判定基準や人財像ではなかなか自社に合わないという悩みはこのような仕組みがあれば解決します。

次のページ
新たな人財像を作って既存人財を再評価してみよう

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この記事の著者

二階堂隆(ニカイドウ タカシ)

株式会社ワン・オー・ワン 代表取締役社長データベースソリューションを中心とする自社ブランド製品の開発/販売/コンサルテーションが業務の中心。モットーは、「何事もシンプルに考えること・実装すること」。趣味は身体を動かすこと、とくにサッカーはプレーも観戦も大好き。浦和レッズの熱狂的ファン。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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