Information On Demand 2011開催、洞察を行動に変えるIBMのアナリティクス
IBM Information On Demand 2011 レポート (1)
2011年10月23日より5日間にわたって、米IBMの年次カンファレンス「IBM Information On Demand 2011」(以下、IOD)が米国ラスベガスで開催されている。IODは、IBMのデータ管理/活用に関するソフトウェア製品による最新ソリューションや関連技術を紹介するイベントだ。今回の開催では、IBMのデータ分析やビジネスアナリティス関連の技術とはじめ、今注目されているビッグデータ関連の製品発表などを含めて紹介される模様だ。「Turn Insight Into Action」というテーマの基調講演の様子を紹介する。
Turn Insight Into Action 〜 「洞察」を実践的なビジネスへ変換するために
コグノス、SPSS、ネティーザなどここ数年、データ分析系の企業を次々に買収してきたIBM。その買収の成果と今後どのような戦略を打ち出すかに注目が集まっている。そうした期待を示すように、ラスベガスのMandalay Bay Resort & Casinoには、世界中から1万1000人が集まった。
今年の、IODは「Turn Insight Into Action」(洞察を行動へ変換しよう)がテーマ。大規模分析系のテクノロジーを全面に押し出す競合企業から一線を引き、分析によって得られる「インサイト = 洞察」を、ビジネスに組み込んでいこうというメッセージが込められているようだ。
このテーマそのものをタイトルに冠した24日のオープニングセッションに登壇したのは、IBM Information Management事業部のバイス・プレジデントArvind Krishna氏、チーフサイエンティスト Jeff Jonas氏、シニアバイス・プレジデント Michael Rhodin氏、ミドルウェアグループ・バイスプレジデント Robert LeBlanc氏、ファイナンスサービス部門のマネージングパートナー Sarah Diamond氏等といったIBMの幹部メンバーである。

この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア