スマーター・シティーへの取り組みは地球規模の問題
昨今、”スマート・シティ”という言葉が、日々メディアなどで目にされると思います。なぜ今都市なのか?それは現在、そして近い将来の都市の課題に基づいています。
2050年までに地球の人口の70%が都市に住み、世界の全エネルギーの75%が都市で消費されるという予測があります。これを踏まえると“都市をスマートに”というスマーター・シティーへの取り組みは、まさに地球規模の問題といえます。現在そして将来の都市の課題をITを通じてより効率的で賢く改善できないかと考え、IBMでは2009年に”スマーター・シティー”というイニシアチブを立ち上げ、全世界で取り組みをスタートしています。
IBMでは、11の都市機能に着目しています。エネルギー、水資源、通信、交通といった物理インフラのエリア。教育、社会保障、医療といった人的活動。そして公共安全、行政・省庁アドミニストレーション、都市計画・開発のエリアです。これらは都市だけにとどまる課題ではありません。IBMでは都市での課題解決とともに社会基盤全体のスマート化の支援に取り組んでいます。
スマーター・シティーへの取り組みにおいて、IBMの強みとはなんでしょうか。下記3つの点を強みとして、都市が抱える課題を支援できると考えています。
1.戦略的協業・共創モデル:アライアンス企業の強み、IBMの強みを最大限に活かし、オープンな技術と幅広いソリューションを提供し、複雑な課題解決を支援。
2.テクノロジー・リーダーシップ:クラウド基盤、高度な分析ソフトウェア、IBM MaximoやIBM Intelligent Operations Centerといったソリューション、リアルタイムで集まる膨大な情報(Big Data)を整理統合、分析、活用するための製品、ソリューションなど。
3.グローバルでの豊富な経験:IBMでは全世界2400を超えるスマーター・シティーのプロジェクトを実施。その実績に基づく経験や知見、専門性をプロジェクトに活用。また、大規模プロジェクトで培ったプロジェクト・マネジメント能力と技術(業界別ソリューション・ミドルウェア)をもとに、様々な側面から顧客の課題解決を支援。