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新規事業計画に役立つ「経営分析・管理会計」の考え方・活かし方

新規事業開発にこそ必要な「計数感覚」とは?

(第1回) 


経営環境の激変で、新たなビジネスモデルの構築が求められています。どのようなビジネスでも、予想される成果を計数化し評価する必要があります。今回の連載は、新規事業開発に焦点を当てて、ビジネスを計数化するコツを紹介します。特に会計に苦手意識がある人にも読みやすい内容にしていこうと考えています。具体的には、経営分析、管理会計で、新規事業開発に役立つ部分を厳選し、その考え方・活かし方を紹介します。毎回の内容を復習しながら、最終回まで読んでいただければ幸いです。

ビジネスパーソンに必須な「計数感覚」、特にその能力が必須の職種とは?

 経営について考えるとき、数字を使って考える能力が求められています。私は、この能力を「計数感覚」(図1)と呼んで、多くのビジネスパーソンに計数感覚を磨く必要性とその方法を訴えてきました。

図1:計数感覚とは?

 ビジネススクールで長年、会社数字に関連する講師をしてきましたが、参加者に変化があります。以前は、ビジネスパーソンとして必要なスキルを学ぶ一環で、会計を学ぼうとする人が多く、営業部門、製造部門、経理部門、人事部門など、さまざまな部門の方が来ていました。

 リーマンショック以降では、参加者の職種も一変し、経営企画部門の方が多く参加されるようになりました。特に、最近配属になり会計に関する勉強経験が少ない方が多く、経営企画に関連する能力として会計の勉強をする必要に迫られていました。

 起業を目指す人はもちろんですが、企業では新規事業開発に営業や製造部門の優秀な社員を振り向けて、スピード感のある新規事業開発を行なおうとしている様子が見えてきます。

 「計数感覚」という能力は、新規事業開発者にとって不可欠な能力ですが、「会社数字」が苦手な人が多いようです。会社数字に強い人は、経理や財務部で活躍していますが、経営戦略やマーケティングに弱い傾向があります。本連載では、起業家や新規事業開発担当者に焦点を当て、必要な知識やノウハウを整理します。全体を示しながら、基本から応用まで、重要性を勘案して順に紹介していく予定です。

次のページ
“財務諸表”と関連付けて、経営を数字で考える「計数感覚」

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この記事の著者

千賀 秀信(センガ ヒデノブ)

公認会計士、税理士専門の情報処理サービス業・株式会社TKC(東証1部)で、財務会計、経営管理などのシステム開発、営業、広報、教育などを担当。18年間勤務後、1997年にマネジメント能力開発研究所を設立し、企業経営と計数を結びつけた独自のマネジメント能力開発プログラムを構築。「わかりやすさと具体性」という点で、多くの企業担当者や受講生からよい評価を受けている。研修、コンサルティング、執筆などで活躍中。日本能率協...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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