ソニーは、同社の非接触ICカード技術であるFeliCaとクラウドを活用した「電子お薬手帳サービス」を2013年秋から神奈川県川崎市で開始する。クラウドなどに、個人のプロフィール情報と病院等で処方された薬の調剤履歴情報を一緒に蓄積し管理するとなると、どんなにそのシステムのセキュリティを強固にしても、内部からの不正アクセスなどがあれば重要な情報が漏洩しかねない。今回の電子お薬手帳サービスでは、個人プロファイルと薬のデータを分離して管理することで、重要な個人情報の漏洩を防いでいる。さらに、非接触ICカード技術のFeliCaを利用することで、かざすだけという簡単な操作で誰でも利用できる便利な仕組みを構築している。
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谷川 耕一(タニカワ コウイチ)
EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...
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