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IBMがBI、BAツールを一新、モバイル、クラウド、ビジュアライゼーションで次世代型へ


 IBM Information On Demand 2013の初日には、Business Analyticsに関するキーノートセッションも行われた。ここで伝えられたことは、BI、BAの製品がすべて新しくなったということ。その1つが、モバイル対応。さらにクラウドへの対応も進んでいる。そして、もっとも進化しているのがビジュアライゼーションの強化だ。

ビジュアライゼーションの強化でBI、BA環境が大きく進化

Mark Jeffries氏
Mark Jeffries氏

 キーノートの司会役を務めたMark Jeffries氏は、デモンストレーションで2011年、2012年のInformation On Demand参加者のデータを分析する様子を紹介した。ここでは、CognosのRapidly Adaptive Visualization Engineというビジュアライゼーションのエンジンを使っており、iPad上で表現され直感的に分析結果を理解しやすいものとなっている。

 カラフルな円を使った表示で、その大きさからすぐにIT部門で仕事をしている人の参加が多いことが理解でき、次のステップではどこの国から来ている人が多いのかを地図にマッピングし、色の濃さで多少を表すといった表現がインタラクティブに実現されている。

 IBM Business Analytics General ManagerのLes Rechan氏は、このデモンストレーションのポイントはビジュアル的に見やすい画面から、ドリルダウンしてすぐに詳細なアクティブレポートが見えたことだと言う。さまざまなビジュアル表現がインタラクティブに、瞬時に表現できることで、ユーザーの思考を妨げることなく直感的に分析作業を進められる。それらが、PC環境ではなくモバイルで実現できていることが示された。

 ビジュアライゼーションが強化され分析結果は直感的に把握できる(Visualization.jpg
ビジュアライゼーションが強化され分析結果は直感的に把握できる

 また、IBM Cognos Disclosure Managementのデモンストレーションも、かなり興味深いものだった。このツールは、財務レポートの作成を自動化するもの。単にツールで分析した結果をレポートとして出力するだけでなく、Microsoft Officeと完全に融合している。PowerPointやWord、Excelに分析結果は自由に出力できる。生成されるレポートはCognos Disclosure Managementの中に内包された形となっており、そこからさらにレポートに手を入れることも可能だ。

 出力は、Wordならば文書の形式で、PowerPointならばプレゼンテーション・ピッチの形でとそれぞれに最適化されている。レポートの中で使われている数値やグラフは、インタラクティブ性を持っておりツール側で分析をやり直せばコメントやグラフも動的に更新される。PowerPoint形式で出力し、さらに他の分析結果をExcelで出力してPowerPointのレポートに追加するなども可能だ。自動的に出力するレポートでも十分にきれいで見やすいものだが、それをさらにすぐに自分流に加工できる。そして、肝心のデータそのものはサーバーにあるものを共有できるわけで、これはかなり便利に使えそうなツールだ。

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電気自動車はビッグデータのアナリティクスで製品からソリューションになる

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

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