SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

DB Press

IBMがBI、BAツールを一新、モバイル、クラウド、ビジュアライゼーションで次世代型へ


 IBM Information On Demand 2013の初日には、Business Analyticsに関するキーノートセッションも行われた。ここで伝えられたことは、BI、BAの製品がすべて新しくなったということ。その1つが、モバイル対応。さらにクラウドへの対応も進んでいる。そして、もっとも進化しているのがビジュアライゼーションの強化だ。

ビジュアライゼーションの強化でBI、BA環境が大きく進化

Mark Jeffries氏
Mark Jeffries氏

 キーノートの司会役を務めたMark Jeffries氏は、デモンストレーションで2011年、2012年のInformation On Demand参加者のデータを分析する様子を紹介した。ここでは、CognosのRapidly Adaptive Visualization Engineというビジュアライゼーションのエンジンを使っており、iPad上で表現され直感的に分析結果を理解しやすいものとなっている。

 カラフルな円を使った表示で、その大きさからすぐにIT部門で仕事をしている人の参加が多いことが理解でき、次のステップではどこの国から来ている人が多いのかを地図にマッピングし、色の濃さで多少を表すといった表現がインタラクティブに実現されている。

 IBM Business Analytics General ManagerのLes Rechan氏は、このデモンストレーションのポイントはビジュアル的に見やすい画面から、ドリルダウンしてすぐに詳細なアクティブレポートが見えたことだと言う。さまざまなビジュアル表現がインタラクティブに、瞬時に表現できることで、ユーザーの思考を妨げることなく直感的に分析作業を進められる。それらが、PC環境ではなくモバイルで実現できていることが示された。

 ビジュアライゼーションが強化され分析結果は直感的に把握できる(Visualization.jpg
ビジュアライゼーションが強化され分析結果は直感的に把握できる

 また、IBM Cognos Disclosure Managementのデモンストレーションも、かなり興味深いものだった。このツールは、財務レポートの作成を自動化するもの。単にツールで分析した結果をレポートとして出力するだけでなく、Microsoft Officeと完全に融合している。PowerPointやWord、Excelに分析結果は自由に出力できる。生成されるレポートはCognos Disclosure Managementの中に内包された形となっており、そこからさらにレポートに手を入れることも可能だ。

 出力は、Wordならば文書の形式で、PowerPointならばプレゼンテーション・ピッチの形でとそれぞれに最適化されている。レポートの中で使われている数値やグラフは、インタラクティブ性を持っておりツール側で分析をやり直せばコメントやグラフも動的に更新される。PowerPoint形式で出力し、さらに他の分析結果をExcelで出力してPowerPointのレポートに追加するなども可能だ。自動的に出力するレポートでも十分にきれいで見やすいものだが、それをさらにすぐに自分流に加工できる。そして、肝心のデータそのものはサーバーにあるものを共有できるわけで、これはかなり便利に使えそうなツールだ。

次のページ
電気自動車はビッグデータのアナリティクスで製品からソリューションになる

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
DB Press連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/5333 2013/11/06 14:54

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング