身近にいるイノベータにいち早く気づき、チームとして取り組む
スティーブ・ジョブスは非常に優れたイノベータであったと同時に、部下に無茶な命令をし、言い出したら聞かない暴君だったと言います。エジソンも小学校の先生を困らせるような質問をしてばかりで見放されていました。このように多くのイノベータは異端者です。イノベータは一見問題なく見える生活に問題を見出し、当たり前のことにチャンスを見出すのですから、異端ですし傍流です。そのように組織に埋もれているイノベータを発掘し、才能を埋もれさせるのではなく、開花させなければいけません。
本書の第一部では個人のDNAにフォーカスしているものの、第二部は経営者に向けた「チームのDNA」を高める方法についてページを割いています。最後の呼びかけとして「イノベータの育ての親になろう!」と著者たちはメッセージを送っていることからもわかるように、究極のゴールはここにあります。シリコンバレーでは成功した起業家が組織を超え次の起業家を育てます。そのようにイノベーションのDNAを育み、どんどん進化させていきたいものです。
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津田 真吾(ツダ シンゴ)
日本アイ・ビー・エム、日立グローバルストレージテクノロジーズ、iTiDコンサルティングを経て、イノベーションコンサルティングおよびハンズオン事業開発支援に特化したINDEE Japanを設立。HDDの開発エンジニア時代に「イノベーションのジレンマ」に触れ、イノベーションの道を歩み続けることを決意する。その著...
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