日本マイクロソフトは2月13日、Windows XPのサポート終了に関する記者説明会を開催。サポート終了日の4月9日まで残り55日となったことを踏まえ、政府機関やセキュリティベンダーとともに、サポート終了後にXPを使い続けることのリスクや、個人や企業に推奨される対策、移行支援策などを訴えた。
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- XPのサポート終了後のリスクと取るべき対策
- 経済産業省 商務情報政策局 情報セキュリティ政策室 室長 上村 昌博氏
- JPCERTコーディネーションセンター 早期警戒グループ 情報分析ライン リーダー 満永 拓邦氏
- トレンドマイクロ 取締役副社長 大三川 彰彦氏
- マカフィー サイバー戦略室 グローバル・ガバメント・リレイションズ室長 本橋 裕次氏
- シマンテック 執行役員 マーケティング統括本部 本部長 岩瀬 晃氏
- カスペルスキー 代表取締役社長 河合 林太郎氏
- FFRI 代表取締役社長 鵜飼 裕司氏
- エフセキュア プロダクトマネージャー 富安 洋介
- 日本マイクロソフト チーフセキュリティアドバイザー 高橋 正和氏
XPサポート終了日の4月9日まで残り55日
マイクロソフトではこれまで、中小企業向けの移行支援策として、PC購入の支援として4月以降の支払い金利の0%、Windows 8.1移行促進としてアップグレードライセンス20%割引、全国の商工会議所などと連携した移行支援セミナーなどを実施してきた。2月14日からは新たなコンシューマー向け施策として、最新PC環境に移行に必要な情報をまとめた小冊子「Windows 8 & 最新版 Officeカンタン解説 読むなら今でしょ!」を全国の量販店約3000店舗で配布。同じ内容をWebサイトでも展開する。

また、移行のための情報を引き続き、特設サイト、中堅中小企業向けの情報サイト、個人向け情報サイトで提供するほか、サポート終了に関する相談窓口(0120-023-999)、カスタマーインフォメーションセンター(0120-54-2244)で相談を受け付ける。
日本マイクロソフトの最高技術責任者 加治佐俊一氏は、「Windows XPをお使いの方には、最新のWindows 8.1への移行を強く推奨している。4月9日時点で移行が間に合わない方は、セキュリティ対策をしっかり行い、すぐに移行計画を策定してほしい。また、安心安全なインターネットの利用に向けて、常に最新の環境を保ち、継続的なセキュリティ対策を実施してほしい」と訴えた。
説明会には、経済産業省、JPCERTコーディネーションセンター、トレンドマイクロ、マカフィー、シマンテック、カスペルスキー、FFRI、エフセキュアの代表者も出席。それぞれの立場から、XPのサポート終了後のリスクや取るべき対策などについて注意喚起を行った。
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齋藤公二(サイトウコウジ)
インサイト合同会社「月刊Computerwold」「CIO Magazine」(IDGジャパン)の記者、編集者などを経て、2011年11月インサイト合同会社設立。エンタープライズITを中心とした記事の執筆、編集のほか、OSSを利用した企業Webサイト、サービスサイトの制作を担当する。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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