SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

実践!失敗しないタブレット導入

なぜ法人で使われるタブレットはiPadが主流なのか?

■第7回


 2010年にiPadが登場して以来、法人で大規模導入されるたびにニュースになった。全日空で6,000台、野村證券で8,000台、JR東日本で7,000台、LIXILで5,000台など、大規模な導入がニュースに取り上げられたが、なぜiPadを選んだのか、あるいは導入する際の課題などはあまり報じられていない。単に数字だけを羅列した記事では、後を追う企業の参考にはならない。今回は、法人で使われるタブレットの主流がなぜiPadなのか考えていく。

キーワードは、クラウドサービス

 野村證券が8,000台のiPadを導入したのは2012年の夏。しかし、iPad導入プロジェクトは2010年4月、つまり日本でiPadが発売される前から検討が始まっていたことになる。

 その頃には、インフォテリア社のHandbookというクラウドサービスが、すでにiPhone用として多方面で活用されていた。もちろんAndroid向けにも提供されていたが、いち早くiPad向けに対応することを発表していた。

 このスピード感こそがクラウドサービス提供事業者の大事な動きであり、ユーザーである法人にとって選択の基準になりやすい。

iOSはセキュリティ面で安心

 タブレットを対象にした不正プログラムは、過去にAndroidとiOSの両方で発見されている。ただし現時点では、Android端末よりiOSの方が、セキュリティリスクが小さいとみられている。

 セキュリティリスクとしてあげられるのが、OSの脆弱性の見つかりやすさだ。Androidはソースコードが公開されている。世界中の技術者が協力して品質を高められる一方で、脆弱性も見つかりやすく悪用されやすい。

 これに対してiOSは、ソースコードが公開されていない。潜在的に脆弱性があったとしても、それが見つかったり悪用されたりする可能性は低い。その前に脆弱性を修正してしまえるのだ。

次のページ
MDMとの相互信頼性はiOS

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
実践!失敗しないタブレット導入連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

大木豊成(オオキトヨシゲ)

イシン株式会社 代表取締役シンガポール大学(現NUS)卒業
米国PMI認定Project Management Professional取得ソフトバンク株式会社で、Yahoo!BB事業立ち上げ、コンタクトセンター立ち上げ、おとくラインサービス立ち上げなど、事業・会社とサービスの立ち上げを担当。現在は「人と会社...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/6080 2017/11/01 17:08

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング