SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine Day 2022

2022年6月28日(火)13:10

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

週刊DBオンライン 谷川耕一

BI界の注目プレイヤー、Tableauの新しいビジョン


 ビッグデータ活用が当たり前になり、IT業界で何度目かの注目を集めているのがBI(Business Intelligence)だ。中でも注目のプレイヤーの1つがTableau Softwareだろう。先週はそのTableau SoftwareのCFOと製品担当のシニア・ディレクターが来日、Tableauのどのような点がいま評価されているのか話を訊いた。

クエリーとレンダリングを1つに

Tableau Software フランソワ・アジェンセント氏(左)とトム・ウォーカー氏(右)
Tableau Software フランソワ・アジェンセント氏(左)とトム・ウォーカー氏(右)

「創業以来、顧客がどのようにデータを見て理解しているのかを考え製品を提供しています。それが我々の使命です」―こう語るのは、Tableau Softwareのプロダクト・マネジメント部門のシニア・ディレクター フランソワ・アジェンセント氏だ。Tableauの特長はデータのビジュアライゼーション、つまりは可視化だ。Tableau Softwareは、スタンフォード大学のアカデミックなプロジェクトが起源。コンピュータ・グラフィックスの技術を用い、データをどのように見て作業すればいいのか、データを可視化することで人々の理解や作業をどうサポートできるかを研究していた。

 たとえば、13年前、パラレルコンピュータの動作状況を把握するための可視化を行った。できあがったビジュアル表現で、複数のコンピュータがどう稼働しているかが把握しやすくなった。しかし、さらに別の見方もしたいという要求が出てくる。そうなると、新たな要求に応えるようなビジュアル表現を2、3週間の時間を費やし再び構築することになる。それを見てさらに要望が出れば、またその作業を繰り返すことに。これでは、たとえビジュアルによって理解しやすくなっても、それをもとにタイムリーに意思決定をすることは難しい。

 Tableau Softwareはこういった課題を解決するために2003年に創業された。

「可視化の力、それを与えることで意味のあるインサイトを人々が得られるようにする。そのためにTableauは生まれました。分析プロセスを経て新しいインサイトを素早く得る。これを実現するには、クエリーとビジュアライゼーションを一緒にする必要がありました」(アジェンセント氏)

 また、たんに一緒にするだけでなくシームレスに一体化する、そのためにVizQL(Visual Query Language)というクエリーとレンダリングを1つにしたデータベースの可視化言語を開発した。これはスタンフォード大学開発し、それを利用することがTableau Softwareにライセンスされている。

既存のBIツールとTableauはどこが違うのか

 Tableauが創業した2003年当時ならば、BIのツールにも可視化に力を入れた製品はあったはず。それらとTableauはどこが違うのだろうか。

「他のツールと比較し、Tableauはシンプルでした。エンドユーザーが活用することができ、質問に対する答えを容易に見いだせる。それが、IT部門の助けなしにできました。また、VizQLがありとあらゆるデータソースに対して使えるものだったことも他との大きな違いでした。さまざまなデータソースに対し、クエリーの操作ができる。なぜなら、顧客のデータは、データベースだけでなくありとあらゆるところにあるからです」(アジェンセント氏)

 Tableau SoftwareのCFOであるトム・ウォーカー氏はTableauの登場時の評価は、iPhoneが市場で評価されたのに似ていると言う。

「AppleはiPhoneを完全な形で楽しく使えるものとして市場に提供しました。これは、ユーザーが使いたいと思うものだったのです。そのiPhoneにより、携帯電話の世界が変わりました。iPhoneが登場した当時も、他にはスマートフォンはあり、それなりの能力を持つものでした。Tableauは、このiPhoneのようなことを、データの世界で実現しようとしています」(ウォーカー氏)

 もう1つ異なるところは、他のBIツールが既存の基盤の上にビジュアライゼーション機能なりを追加して提供している点だとアジェンセントは言う。これは仕組みを複雑にしてしまい、さらに既存の基盤もそれなりに規模のあるものが必要であればコストも大きくなってしまう。

次のページ
地図、モバイル、Macにも積極対応

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
週刊DBオンライン 谷川耕一連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/6350 2014/11/17 18:21

Job Board

PR

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

2022年6月28日(火)13:10

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング