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知らないと怖い、フラッシュストレージに対する誤解と落とし穴

edited by DB Online   2014/12/12 07:00

 新規にデータベースシステムの導入をしたい、あるいは既存環境の性能問題などを解決したい。そのために、フラッシュストレージを検討するのはもはや当たり前になりつつある。とはいえ、フラッシュならばどれでも同じというわけではない。EMCジャパン マーケティング本部プリンシパル マーケティング プログラム マネージャーの若松信康氏は、フラッシュについては誤解と導入の際の落とし穴があると指摘する。

コストについての誤解

 

フラッシュストレージはまだまだ高価だというイメージがある。実際、大容量化と普及による低価格化で安価になったとはいえ、容量単価を比較すればまだまだハードディスクに分がある。とはいえ、ハードディスクでコストを安く抑えれば、システム全体のコストも安くなる、という単純な話でもない。

 たとえば、現状システム性能の問題の多くはストレージのIO待ちが原因だ。ストレージ性能が足りずにIO待ちが発生すると、CPUも次の処理に移れずCPU利用率が上がらない。逆にストレージのIO処理が速くなれば、それを処理するCPUの利用率が高まり、より少ないCPUコア数で同じIOを処理することができる。つまり、遅いハードディスクベースのストレージを高性能なフラッシュストレージに変えることで、サーバのCPUコア数を減らして、データベース等のCPUコア数ベースのライセンス費用を削減できる可能性がある。

 EMCジャパン マーケティング本部プリンシパル マーケティング プログラム マネージャー若松信康氏
EMCジャパン
マーケティング本部プリンシパル マーケティング
プログラム マネージャー若松信康氏

 「コストを下げるためには、システム全体のリソースの利用効率を上げることが重要ですが、サーバとストレージで分けて考えがちです。システム全体のコストを下げるためには、サーバのCPUとストレージのIO性能のバランスも重要になります。同様に、アプリとインフラのバランスも重要です。データベースの機能やチューニングで性能を向上させるか、ストレージで性能を上げるかによっても、コストが大きく変わります」(若松氏)

 その例として挙げられたのが、性能の確保のためにOracle Enterprise Editionが選択されるケースだ。Enterprise Editionには、性能向上に有効なパラレルクエリーや3ノード以上のRAC(Real Application Clusters)がサポートされている。

 「性能確保のためにEnterprise Editionを選択しているケースも見られますが、ストレージをフラッシュにすることで、これらの機能を使わずStandard Editionで同様の性能を得ることも可能です」(若松氏)

 実際にフラッシュ化でどれくらいCPUを減らせるか、EMCのオールフラッシュストレージXtremIOを使ってOracle 11g環境で検証した結果がある。ハードディスクベースのシステムでは、48コアで40%程度のCPU稼働率だったシステムが、フラッシュ化することでIO性能が改善し、CPU稼働率は60%程度まで上昇する。これは同じ処理であれば32コアあればさばけることとなり、16コアのCPUを削減可能となるのだ。サーバの負荷をストレージにオフロードできることで、サーバのスペックも下げることができ、その時のライセンス費用とサーバ費用の合計は、以前の1/3となることがわかった。浮いたコストで、オールフラッシュストレージを10台以上購入できるという。もちろん、そんな台数は必要ないことから、オールフラッシュストレージでシステム全体のコストを大きく削減することも可能だ。

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著者プロフィール

  • 谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

    EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーター かつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリストとして、クラウド、データベース、ビッグデータ活用などをキーワードに、エンタープライズIT関連の取材、執筆を行っている。

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