「ウイルス対策ソフトは死んだ」――2014年5月上旬、Wall Street Journal誌が報じたSymantec 上級副社長のブライアン・ダイ氏の発言です。「死んだ」という表現がなかなかのインパクトがあり、セキュリティ業界を中心に大きな話題になりました。はたして、本当にそう言い切れるでしょうか?確かに、緻密な計画から攻撃を仕掛けられるとウイルス感染は防ぎようがない状況です。しかし、こうした風潮を受けて、もう防御には限界があるというのは少々早計に過ぎないでしょうか? 今回は攻撃者側の目的や狙いを踏まえて、多層防衛の重要性について考えていきます。
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香山 哲司(カヤマ サトシ)
ジーブレイン株式会社 コンサルティング事業部 シニアコンサルタント 2001年、マイクロソフト株式会社(現、日本マイクロソフト株式会社)に入社、エンタープライズサービス部門に所属。主にインフラ領域のITコンサルティングに従事。電力・ガス会社、また政令指定都市向けの大規模環境における認証基盤やス...
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