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今日からできる!全員参加型の建設的フィードバック「ふりかえり」~実践編(KPT・タイムライン)

第3回

前回はふりかえりの意義、目的などについて説明しました。今回は、実際にふりかえりを行う際の具体的な手順と、その注意点についての話をすすめていきます。ふりかえりの手順といっても、「過ぎ去った事柄を思い出し、次への行動を導き出す」という定義に合う方法なら、どれでも構いません。今回と次回にわけて、よく使われているふりかえりのやり方を紹介します。

短い期間をふりかえるのにおすすめ―KPT

KPTってどんなもの?

 筆者の回りでは KPT(Keep/Problem/Try)というフォーマットがもっともよく利用されています。これは、ある期間内の出来事を、「よかったこと、続けたいこと(Keep)」「うまくいかなかったこと、問題(Problem)」「次に試したいこと(Try)」の3つにわけてチーム内で抽出していくという手法です。このKPTフォーマットは非常にシンプルで、とっつきやすいながらも効果が高いと感じています。

 だいたい1ヶ月以内を目安として、比較的短期間の出来事、またはスポットのイベントのふりかえり時によく利用します。非常にシンプルなフォーマットのため、出来事が記憶に残っていれば、簡単にそれぞれのアイテムを導出することができます。

用意するもの

 ホワイトボードとマーカー、または付箋とサインペン

KPTのすすめ方

 筆者の回りでよくやっている、KPTフォーマットによるふりかえりの進め方は以下の通りです。

  1. Try実施確認

    前回のふりかえりの際に洗い出したTry項目について、アクションの実績を確認をします。
    例)実施したのか、結果はどうだったか

  2. Keep/Problem抽出

    今回のKeep/Problemについての項目を書き出します。時間を決めて全員で一斉に書き出します。

  3. Keep/Problem確認

    書き出した項目をひとつずつ確認していきます。深掘りしたい項目はチェックしておきます。付箋の場合は、分類しながら確認してもよいでしょう。すぐにTry項目がでる場合は挙げておきます。

  4. Problem深掘り

    Problemに出ている深掘りチェック項目を見ていきます。
    例)原因は何か、次に何をすれば対応できそうか

  5. Try項目抽出

    次回以降で試したい項目を書き出します。

  6. Who、When決定

    それぞれのTry項目について[いつ、誰が実施するか]を決めます。

  7. クロージング

    Try項目を確認してクロージングします。

図1 KPTを使ったふりかえりの結果
図1 KPTを使ったふりかえりの結果

KPT実施のポイントは?

 KPTを実施するには、以下のポイントに注意しましょう。

まずKeepを出す

 ついつい、Problemばかりに目が行きがちですが、きちんとKeepを出すことが重要です。Keepを出すことによって、小さな成功体験を積むことになります。自分達のやってきたことをふりかえる行為として、よかった面に目を向けることを忘れてはいけません

Tryをアクションにする

 Tryを書き出すときには「~をする」というアクションの形にすることを意識します。もちろん「~を意識しよう」、「~に気をつける」といった標語的なTryもあって構いませんが、アクションではないことを理解しておいてください。アクションとして出していかないと、実施することが難しくなります。

実施できないTryは捨てる

 Tryを出したはいいけど、なかなか実施できないものがあります。実施できない理由は様々ですが、「そのTryはまだ必要とされていない」と見なして捨てることも検討します。実施されないTryが残り続けている状態は、あまり気持ちのよいものではありません。

Keepを名前付けする

 Keepに出た「よかったこと、うまくいったこと」に名前付けをしましょう。Keepに名前付けすることで、その行為が定着しますし、人に伝えやすくなります

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長い期間をふりかえる―タイムライン

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この記事の著者

懸田 剛(カケダ タケシ)

株式会社 永和システムマネジメント所属。フリーランスエンジニア、教育、コンサルタントを経て、プロジェクトの見える化ツールTRICHORDの開発リードを努める。昨年に一斉を風靡した(?)腰リールメモの考案者でもある。個人の日記は http://giantech.jp/blog/最近はソフトウェア技術関...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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