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オンデマンド機械学習分析サービスを提供するHPEが目指す「拡張された知能」


 分社後のヒューレット パッカード エンタープライズ(HPE)が、ビッグデータ市場に再び本腰を入れ始めた。これまでのオンプレミス型のアナリティクス製品IDOLと、クラウドで提供する「Haven OnDemand」の両方で、IoTに対応する非構造データ分析のソリューションを提供する。今回、シンガポールで開催されたメディアイベントでは、その最新の取り組みの様子が発表された。

構造化/非構造化の解析のためのプラットフォーム「IDOL」

Jeff Veis、VP of Marketing,HPE

 今回、シンガポールで開催されたHPEの「Advanced Analytics World Tour 2016」では、HPEのビッグデータ市場にむけたアナリティクスの製品がメイン。大きくは、分析プラットフォームの「IDOL」と、アナリティクスをクラウドで提供する「Haven OnDemand」の2つである。

 IDOL(Intelligent Data Operating Layer)」とは、HPが提供するデータ分析プラットオフォーム。HPが数年前に買収した「オートノミー(Autonomy)」による非構造化分析と、データベース「バーティカ(Vertica)」による構造化データ分析を統合したもので、今回発表されたものはその最新バージョン「HPE IDOL 11」だ。

 数年前は「エンタープライズ・サーチ」の分野で筆頭格の製品として知られたオートノミーが、HPEのIDOLの中で継承され、IoT向けの非構造化データの解析エンジンとして成長した。製品を率いるジェフ・ヴェイスはSAP BusinessObjects、BEAなどのエンタープライズ畑を渡ってきた人物でNECに在籍していたこともあり、日本およびアジア全般の市場に詳しい。

 「HPは、PCやプリンタなどの「HP Inc.」とエンタープライズの「HPE」に分社しました。いくつかの事業は整理されましたが、ビッグデータ分野は中核事業として強化されました。中でも、データベースのVerticaをアナリティクス対応させていくことと、非構造データ分析のIDOLとの連携性を高めていくことが決められたのです」(HPE マーケティング担当VP ジェフ・ヴェイス)

 ヴェイス氏は「IoTの時代には従来のBIやDWHでは対応できない」と強調する。特にIDOLの強みは、画像認識やソーシャル上で書き込まれるテキスト、トレンド分析やビデオ監視などだ。従来のDWHやBIでは、こうした非構造化データは、人間のよる手作業などでの構造化を必要としていた。「IDOL 11」では、コンテキストベースの分析と視覚化機能が組み合わされている。

 「わたしたちは、機械学習でアナリティクスを“リ・インベント”しています。都市の中の設備や交通システムに設置されたカメラの動画から異常を検知するための仕組みなど。たとえば怪しげなスーツケースが駅のホームに置かれている。まわりには人がいるのにある人間が荷物を置いてその場所から離れていくという状況があった場合、システムがアラートを出すといった仕組みです」

 ヴェイス氏はこうしたアナリティクスの価値は、「AI=Augumented Intelligence」であるという。

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コンテキストベースの分析がもたらす価値

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