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グレープシティ、Excelのように使えるクラウド型BIツール「DragonFly BI」を発表

 企業内のデータを集約し、さまざまな角度からの分析やダッシュボードでの見える化を可能にするBIツール(Business Intelligence)は、経営の意思決定の迅速化、資料作成の効率化、情報の共有促進といった効果が期待され、導入する企業が年々増加しているという。

 このBIツール市場に対して、グレープシティは実績がある開発ツールとしてではなく、新規製品開発により参入していくことにしたという。日本をはじめとした各国の業務システムに長年携わってきたことにより、既存のBIツールの導入障壁や不足機能をカバーするノウハウやアイデアが蓄積されていたという」。

 「DragonFly BI」は、「クラウドサービス型BIツール」であり、「データ接続やデータセットを共有できるBIツール」であり、「Excelライクなスプレッドシートによる編集機能を備えたBIツール」として開発された。この3つの特徴が、既存のBIツールの多くの課題を解決し、BIツールに必要とされる機能だけに絞ることで、導入コストを最小限に抑え、誰もが使えるシンプルな仕様になったとしている。

「DragonFly BI」の画面  

 「DragonFly BI」の特徴は、よく使われる機能に絞り、使いやすくシンプルに仕上げたことにあるという。データの集計や分析に特別なスキルは必要なく、直感的な操作で使いこなすことができるため、現場の社員から経営者までのあらゆる人が業務に関連するデータを自ら分析できるようになるという。

 ・専用サーバーも専用端末もいらないクラウドサービス型BI

 DragonFlyは、完全クラウドサービス型BIツール。すべての機能をWebブラウザからのログインで利用でき、最新バージョンのアップグレードも自動で実施される。専用サーバーの構築やインストールの必要がないため、導入コストもメンテナンスなどの運用コストも最小限ですむ。企業専用サイトの開設を行うだけで、アカウントを持つユーザーはあらゆるデバイスからDragonFly BIクラウドサイトにアクセス可能になる。

 ・データ接続、データセットの共有が可能

 社内の基幹システムなどの重要データへのアクセスは制限されているのが一般的。また、集計や分析を行うユーザーは、生データやデータベースの知識がないことも多く、集計分析用のデータを準備することが既存のBIツールにおける障壁となるケースが多くみられた。

 DragonFlyでは、データ接続やデータセットの共有も可能なので、情報システム部門が分析に必要なデータをセットして必要な社員に共有することができる。自身のアカウントに共有されたデータ接続やデータセットの更新頻度は自由に設定でき、分析に必要なデータを必要に応じて追加して新しいデータセットを作ることも簡単に行える。

 データ接続、データセットの共有機能は、集計や分析を行う社員にとっても、これまで集計分析用データの準備を依頼されていた情報システム部門にとっても、BIツールの活用を促進する機能になっている。

 ・Excelライクなスプレッドシートによる編集機能

 グレープシティのSPREAD技術を、DragonFlyのスプレッドシート機能として採用。ExcelライクなDragonFlyのスプレッドシートでは、表計算、テーブル作成、条件付き書式、Excel関数、ピポットテーブルなどExcelで利用頻度の多い機能のほとんどが利用可能。

 BIツールのデータをダウンロードしてExcelで行っていたような、計画修正、未反映データの補填、データ予測をDragonFly BIのスプレッドシートで行えるため、BIツール上に集約したデータの再分散を防止。接続先の重要データを上書きすることなくDragonFly上でデータの追加や編集が行えるため、さまざまなシミュレーションを行うことができる。

 なお、「DragonFly BI」は、5月26日から専用サイトでの情報発信、無料評価版(プレビュー版)の提供が開始されている。

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