マイクロソフト製品とAI技術に強みを持つ富士ソフト
富士ソフトは、日本を代表する独立系SI企業。グループ全体で1万人を超える従業員が在籍し、そのほとんどがエンジニアという国内トップクラスの技術者集団だ。同社はまた、マイクロソフトと長らく密接な協業体制を築いてきたことでも知られる。富士ソフト MS事業部 AIサービス部 部長 高野祐一氏は、両者の密接なパートナーシップについて次のように語る。
「マイクロソフトの製品・サービスを専門に扱う部門を設け、約200名が在籍しています。東京(秋葉原)、大阪の各オフィスには『マイクロソフト ソリューション&クラウドセンター』を常設し、お客様がマイクロソフトの製品やサービスを実際に体感いただける環境を提供しています」
また富士ソフトは、早くからAI関連のソリューションに積極的に取り組んできたことでも知られている。最も代表的な例が、同社が独自開発したコミュニケーションロボット「PALRO」だ。PALROは自立二足歩行が可能な小型ヒト型ロボットで、AI技術をベースにした高度な音声認識機能と会話エンジンを装備し、人間との自然な会話を可能にしている。その自然な会話や愛らしい外見が評判を呼び、高齢者福祉施設における介護ロボットや、金融機関の窓口対応など、幅広い用途で活用されている。