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中国が生んだ巨大企業ファーウェイ、その強さの秘密――エンタープライズ市場でも着実に強まる存在感


 1億3900万台のスマートフォンを世界で出荷し(2016年度)、市場シェアはサムスン、アップルに次ぐ世界3位のファーウェイ(華為技術)。1987年に中国・深セン市に会社を設立してから、わずか30年で世界170ヵ国で18万人を超える従業員、売上8兆7316億円、純利益6211億円に及ぶ巨大企業にまで駆け上がってきた。日本では、スマートフォンなどコンシューマー向け端末で馴染みのあるファーウェイだが、基地局や中継局、ネットワーク構築など通信事業者向けのネットワーク事業で圧倒的なグローバル市場シェアを誇り、法人向けのエンタープライズ事業においても急成長をみせている。本稿では、同社のエンタープライズ事業の戦略や取り組みについてレポートする。

ファーウェイが掲げる「プラットフォーム+エコシステム戦略」

 ファーウェイの事業は大きく3つに分かれる。「通信事業者向けの事業」、「コンシューマー向け端末事業」、「法人向けICTソリューション事業」(エンタープライズ事業)だ。なかでもエンタープライズ事業は、スマートシティ、金融、エネルギー、輸送・交通、製造業分野のプロダクトに注力し、中国本土だけではなく世界各国のデジタル変革を支えるインフラ支援で高く評価されているという。

写真:中国・深セン市にあるファーウェイ本社。1987年に会社を設立してから、わずか30年で世界170ヵ国で
18万人を超える従業員、売上8兆7316億円、純利益6211億円に及ぶ巨大企業にまで駆け上がってきた。

 ファーウェイグループの売上高に占める割合は7.8%だが、2016年度(1~12月)の売上は406億6600万人民元(約6800億円)と2011年から本格的に事業を開始して5年で47.3%の成長率を遂げた。

 ファーウェイのエンタープライズ事業の急成長を支える大きな存在がパートナーだ。ファーウェイに関わるパートナーの数はチャネルパートナー12000社、ソリューションパートナー400社、サービスパートナー2100社、認定エンジニア46000名という膨大な規模にのぼる。ファーウェイはこうした多くのパートナーとエコシステムを確立し、市場を大きく拡大している。

写真:ファーウェイ本社内にある展示ホールの様子。
「法人向けICTソリューション事業」(エンタープライズ事業)では、スマートシティ、金融、エネルギー、
輸送・交通、製造業分野のプロダクトに注力している。ファーウェイのパートナー各社とともに
IoT、 ビッグデータ等の利活用を促進し、企業・組織のデジタルトランスフォーメーションを支援している。
[クリックすると写真が拡大します]

 ファーウェイはどのような戦略で企業のデジタル変革を支援しているのか。それが「プラットフォーム+エコシステム戦略」だ。ファーウェイは、業務系アプリケーションやIoT、ビッグデータ解析サービスなどアプリケーション領域には直接関与しない。ファーウェイはあくまでもインフラ領域のみに注力し、アプリケーション領域はすべてパートナーに委ねている。

ファーウェイのビジョンと戦略は「プラットフォーム+エコシステム戦略」

 ファーウェイが提供するITプラットフォームの上のアプリケーションはパートナーと連携し、エコシステムを構築。パートナーや顧客に利益をシェアすることでWin-Winな成長を実現していく。産業アライアンス、ビジネスアライアンス、オープンソースコミュニティ、開発者プラットフォームなどへ継続的な投資を行い、パートナーが自身の強みをフルに発揮できるように支援していく。これがファーウェイの「プラットフォーム+エコシステム戦略」だ。

ファーウェイが提供するICT基盤で「クラウド-パイプ-デバイス」のシナジーを実現する

 「デバイス、パイプ(ネットワーク接続)、クラウドの3つのレイヤーを揃えているのはファーウェイしかいない」と、法人向けICTソリューション事業グループ マーケティング部門ディレクター 杜娟(キャサリン・ドゥ)氏は自信を見せる。

華為技術有限公司(ファーウェイ・テクノロジーズ) 法人向けICTソリューション事業グループ 
マーケティング部門ディレクター 杜娟(キャサリン・ドゥ)氏

 また、ファーフェイの技術的な大きな強みは、毎年売上高の10%以上を投じて世界15か所のR&Dセンターで進める研究開発から生み出されるITソリューションと、顧客・パートナー企業との共同イノベーションを推進するために世界7か所に設置する「オープンラボ」に代表されるオープンなエコシステム構築に向けた取り組みだ。

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「オープンラボ」の拠点を世界各地に拡大

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渡黒 亮(編集部)(ワタグロ リョウ)

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